レディーススリークッション世界選手権、予選ラウンド終了
肥田vsジェッテン戦は予選で最大の注目を集めた
東京都千代田区『霞が関ビル1Fプラザホール』で行われている『第4回レディーススリークッション世界選手権』。本日(22日)はまず、予選リーグ戦のラスト1回転を行い、16名→8名の選抜を終えた。この8名で本日夕刻より、準々決勝(ベスト8)を行い、明日はセミ・ファイナルとファイナルだ。ここで予選の短評を。
【A組】
大会4連覇のかかっていた肥田緒里恵が最終試合でK・ジェッテン(オランダ)に敗れ、まさかの1勝2敗、グループ3位で脱落決定。肥田に勝ったそのジェッテンが3戦全勝で文句なしの1位通過を決めた。そして2位は2勝1敗の林奈美子。まさに「波乱」の組となった。
惜しくも1勝2敗で予選ラウンド敗退となった「女王」肥田緒里恵
【B組】
T・クロンペンハウエル(オランダ)と林志賢(パク・ジヒョン/韓国)が2勝1分けで通過。この2人の直接対決が25-25のイーブンだった。肥田一美は1勝2敗で惜しくも通過ならず。欧州ナンバー1の呼び声高いクロンペンハウエルを決勝ラウンドで止めるのは誰だ?
【C組】
早々に西本優子がシングルトーナメント進出を決めていて、残る一枠を福本綾香とE・パーク(アメリカ)が直接対決で争った。結果は福本の勝利。西本はこれまで世界大会で結果が出なかった。悲願のタイトルなるか。そして福本の勝負際での集中力は驚くべきものがある。
【D組】
韓国の朴秀阿(パク・スア)と東内那津未が勝ち残った。朴は3勝0敗。続いて東内が2勝1敗でこの組2位。朴は予選を見る限り韓国No.1プレイヤーと言っていいだろう。ルックスにも華がある。そして、正確なストロークを誇る東内は決勝ラウンドでもっと当てそうだ。
会場には「ニューアート」のブースも出ている。本日と明日の2日間だ
A組の肥田vsジェッテン戦は会場の全ギャラリーが固唾を飲んで見守る緊迫の一戦だった。これぞ世界選手権。肥田は敗れてしまったが、残る日本勢はきっとやってくれるだろう。大会は23日(金・祝)まで行われている。入場料無料なので、時間のある方はぜひ観戦を!
〈T.KOBAYASHI(B.D.)〉