第4回世界レディーススリークション選手権大会
選手達を待つ、霞が関ビル1Fプラザホール内の特設会場
明日(21日)、東京で『第4回世界レディーススリークション選手権大会』が始まる。初の日本開催だ。期間は明日から23日(金)までの3日間。場所は『霞が関ビル1Fプラザホール』。ここがビリヤードイベントに利用されるのは初めてのことで、なんと入場料は無料。霞が関という日本の国政の中枢で、紀元前のギリシャの棒で石を突いた競技に端を発するとも、中世欧州の貴族の遊戯が起源とも言われるこのビリヤードの女子世界選手権が行われるというのは、実に感慨深いものがある。
男子スリークッションの世界選手権は1948年にスタートし、過去2度、1969年と1977年に日本で開催されている。女子の方は2004年スタートとまだ若く、今大会が4回目。当初、2004年(スペイン)から隔年開催で、06年(オランダ)、08年(トルコ)と行われてきたのだが、開催地がなかなか決定しないなどの問題があり、4年空いてしまった。
しかし、実際に出場が見込まれていた女子選手達や、キャロムビリヤードのプロ団体であるJPBF(日本プロビリヤード連盟)とそこに所属するプロ達、NBA(日本ビリヤード協会)、さらに様々な支援者、協力者が昨年から挙国一致の連帯を見せて、遂に日本開催にこぎつけた。まさに「待望の」世界選手権なのである。
世界選手権4連覇を目指す肥田緒里恵
クロンペンハウエルもまた、虎視眈々と初戴冠を狙っている