第26回北陸オープン決勝日
男子の部優勝は竹中寛
2日間にわたって開催された『第26回北陸オープン』が閉幕した。まず男子は大会3連覇を狙った大井直幸が準決勝で青木聖アマ(埼玉・ベストアマ)をフルゲームの末に下してファイナルに進出。一方の山からは竹中寛が"北陸の雄"栗林達、台湾の刺客・陳英傑を連覇して決勝戦の舞台に駒を進めた。
大井直幸の北陸3連覇はならず
ファイナルでは群を抜く攻撃力を見せる竹中寛が、満員のスタンドを沸かせながらゲームを掌握。感情を隠すことなく楽しげにポケットを重ねて、8−3のスコアで堂々の優勝を飾った。
女子の部では決勝日8人の枠に台湾選手が2名。まず魏子茜が初戦で昨年のジャパンオープンと同じカードとなった
河原千尋との対戦を制して準々決勝に進出。さらに
蔡佩真も
李佳を破って同じく準決勝へ進む。しかし
大井由希子のリズミカルな組み立ての前に及ばす終了となった。
女子の部優勝は台湾の魏子茜
魏はさらに梶谷の猛追を振り切る形で(7−5)でファイナル進出を果たした。大井と魏の決勝戦は序盤で波に乗り損ねた大井を一気に引き離す格好で、魏が7−1のスコアで昨年のジャパンオープン以来、日本の試合で2つ目となるタイトルを手中に収めた。
準優勝の大井由希子
念願のビッグタイトルを獲得した竹中は、昨年の全日本選手権でも日本人最高位となる3位入賞を果たしており、3週間後に開催される最高峰の舞台に向け、前年の記録超えに挑戦する。女子も上位入賞を果たした大井や梶谷らを中心に、気持ちを一層引き締めた様子。
今年も北陸オープンは盛況の中で幕を下ろし、いよいよシーズンの集大成『全日本選手権』(於・兵庫県尼崎市)へのカウントダウンが始まった。