女子は河原千尋が今シーズン3勝目!
昨日から名古屋で開催されている『東海グランプリ』が先ほど閉幕。男子はラミル・ガレゴ(フィリピン)が、女子は河原千尋が、優勝を果たした。
ガレゴは久々の日本でのタイトル
河原は今シーズン3勝目
ガレゴは'09年のジャパンオープン以来となる日本の公式戦制覇。本大会は'05年以来7年ぶり2度目の制覇。また河原も本大会は'08年以来4年ぶり2度目、そして今シーズンは関西オープン、全日本女子オープンに次ぐ3つ目のタイトル獲得となった。
決勝会場となったのは愛知県名古屋市の『サンポピア』
女子の決勝日はベスト8からスタートして、準決勝は
夕川景子ー
大井由希子、
河原千尋ー
曽根恭子と、およそ上位陣が順当に出揃った格好に。
この回転で夕川と大井はヒルヒルまで、さらに最終ラックでももつれて、最後はラスト2球の決着で夕川が決勝進出を果たした。一方の河原は曽根に流れを握らせないまま7−1で決着を付けた。
ファイナルは河原ー夕川。試合は3−3まで均衡を保ったが、河原がここからポイントを重ねて、7−4のスコアで狙って戦ったタイトルを手中に収めた。
女子入賞者。左から3位タイ・曽根、優勝・河原、準優勝・夕川、3位タイ・大井
一方、男子の決勝日は16人から。昨年はフィリピンチームに蹂躙された感があったが、今年は2人しかいないので大丈夫か......、と思われたが、その2人がまさかの準決勝進出。
結局、準決勝は
赤狩山幸男ー
田中雅明の技巧派対決とガレゴーバレリアーノのフィリピーノ対決に。序盤はバレリアーノが先行するも、後半はガレゴのオンステージとなり、8−2でガレゴが勝利。
また赤狩山と田中はテクニックが光る名勝負を披露して、最後は田中が
ヒルヒルのブレイクノーインでジ・エンド。この映像を含む多数の映像を収録しているので、これからの
CBNTでの配信をどうぞお楽しみに。
男子入賞者。左から3位タイ・バレリアーノ、優勝・ガレゴ、準優勝・赤狩山、3位タイ・田中
表彰式では「やったー」と声を上げて喜びを隠さないガレゴ。この後は奈良エイキサイトオープンや北陸オープンなど秋の日本でのシーズンを満喫する模様。河原は晴ればれとした表情で「ベスト16で終わることが続いたので、昨日の梶谷さんに勝った時点で『よし、これで優勝しないと良い流れが来ないから勝つぞ!』そう思って戦いました。とても嬉しいです」と語った。
女子は10月に『
全日本女子プロツアー第2戦』(静岡)と『
北陸オープン』(石川)、男子の公式戦は東日本の『
東日本グランプリ第7戦(最終戦)』(東京)をはさんで『
北陸オープン』というスケジュールになっている。そして11月には世界中から強豪達が日本に集う『全日本選手権大会』(兵庫)。いよいよ、'12年シーズンも佳境に入った。