昨年度覇者、ダニエル・サンチェス。もちろん今年も優勝候補筆頭だ
土日に渡って48名で争われる本大会の特徴は、このレベルの選手達にとってはかなり短いフォーマットの「30点ゲーム」であることがまず一つ。昨年大会ではわずか30分ほどで終わった対戦もあり、プレイヤー当人達だけでなくギャラリーも手に汗握るスリリングな2日間になること必至だ。
もう一つの特徴は、毎年のように韓国のトッププロ達が、そして一昨年からは欧州のトッププロが来日し、世界級のスリークッションを見せてくれることだ。ディフェンディング・チャンピオン、D・サンチェス(スペイン)はもちろん今年も出場。6月の『ヤマニオープン』に続く、「2012年日本で2勝目」となるだろうか。
一昨年度&昨年度準優勝者、李忠馥(イ・チュンボク)。三度目の正直なるか!?
昨年そのサンチェスをギリギリまで追い詰めたのが韓国の李忠馥(イ・チュンボク)だ。李は一昨年も準優勝だった(ファイナルの相手はT・ブロムダール〈スウェーデン〉。※今回は不参加)ので「3度目の正直で初優勝」に賭けている。今年、韓国からは李より国際的評価が高く、日本でも人気の金京律(キム・キョンルー)も参戦するため、好カードが続出しそうだ。
の実力者3名がベスト16にシードされており、ここからなら優勝までは4勝ということになる。もちろん今年の『全日本選手権』覇者であり、先日の『世界選手権』で5位タイに入賞した竹島欧も参戦する。
入場料は両日とも1,500円。久し振りの日本人ウィナーが目の前で誕生するかもしれない。ぜひメリディアンで「初秋のハイレベル短距離戦」を楽しんでほしい。〈T.KOBAYASHI(B.D.)〉