2012 World Cup of Pool
9月4日(火)から9日(日)に掛けて、フィリピン・マニラで開催されている『World Cup of Pool』。同大会には31カ国、32チームが参戦(開催国のみ2チーム参加)。日本からは大井直幸と川端聡のペアが出場している。そしてその二人が本日13時より、初戦のロシア戦を迎える。
左から日本を代表して参戦する大井直幸、川端聡
「World Cup of Pool」は世界プールビリヤード連盟(WPA)が主催する世界大会とは違い、WPAランキング上位選手や、ランキングにおいては下位に甘んじているものの、未だトップレベルの技術を持ち、世界的に有名な実力者が会して凌ぎを削る大会だ。
連覇を狙うドイツ。前/R・スーケー、後/T・ホーマン
昨年行われた前回大会優勝のドイツは、優勝ペアのラルフ・スーケー、トーステン・ホーマンが出場。開催国のフィリピンはAチームにデニス・オルコロ、リー・バン・コルテッザの次世代の実力コンビ、Bチームには神様ことエフレン・レイズ、フランシスコ・ブスタマンテが名を連ねる。
開催国のフィリピンBのE・レイズ(前)と盟友のF・ブスタマンテ(後)は初戦を勝利
そのほかの強豪国では、イギリスがクリス・メリングと現ナインボール世界チャンピオンのダレン・アプルトン、中国は劉海濤(リュウ・ハイタオ)と世界ナインボール選手権2位の李赫文(リー・ヒーウェン)が挑む。アメリカからは、この大会優勝経験のあるシェーン・バン・ボーニング、ロドニー・モリス、オランダからはニック・バンデンバーグとフーチー・シーのペアが参戦。
C・メリングとD・アプルトンのペアで臨むイギリス
日本から参加する大井、川端は'07年にも同じペアで参加し3位の経歴がある。加えて現在は大井が世界で大活躍し、川端も『ジャパンオープン』で強敵らをなぎ倒すなど、乗りに乗っている2人とあって、優勝も射程圏内にある。
開幕から2日間で12試合が行われ、強豪国がほぼ順当に勝ち上がりを決めている。しかし、D・オルコロとL・V・コルテッザのフィリピンBがスイスに逆転負けを喫するといった番狂わせも起きた。これまでの結果と初戦の組み合わせ、出場各国の選手は以下の通り。
《組み合わせ》
ドイツ 8-1 セルビア
タイ 8-4 マレーシア
カナダ 8-7 スウェーデン
アメリカ 8-7 インド
オーストリア 8-2 クウェート
フィリピンB 8-3 香港
中国 8-4 シンガポール
スペイン 8-3 ハンガリー
イングランド 8-2 ベルギー
フィンランド 8-6 韓国
台湾 8-6 インドネシア
フィリピンA 7-8 スイス
日本 vs ロシア
オランダ vs クロアチア
ポーランド vs オーストラリア
イタリア vs ヴェトナム
《出場選手》
【オーストリア】
アルビン・オーシャン、マリオ・ヒー
【ベルギー】
セルゲ・ダス、クリフ・カステライン
【クロアチア】
カルロ・ダーマティン、フィリップ・ストヤノヴィッチ
【イギリス】
クリス・メリング、ダレン・アプルトン
【フィンランド】
ミカ・イモネン、ペトリ・マコネン
【ドイツ】
ラルフ・スーケー、トーステン・ホーマン
【オランダ】
ニック・ヴァンデンバーグ、フーチー・シー
【ハンガリー】
ミコー・バラーシュ、ガボル・ソリモシ
【イタリア】
ブルーノ・ムラトーレ、ファビオ・ペトローニ
【ポーランド】
カロル・スコベルスキ、ヴォイチェフ・シェフツィク
【ロシア】
コンスタンティン・ステパノフ、ヴィタリー・パヴルキン
【セルビア】
アンドレア・クラソヴィッチ、ゾラン・スビラル
【スペイン】
ダビド・アルカイデ、フランシスコ・ディアス・ピサーロ
【スウェーデン】
マーカス・チャマット、アンドレアス・ゲルヴェン
【スイス】
ディミトリィ・ジャンゴ、ロニー・レグリ
【日本】
大井直幸、川端聡
【中国】
劉海濤、李赫文
【台湾】
許漢恩、陳信廷
【香港】
リー・チェンマン、ケニー・コウ
【インド】
ラジ・フンダル、アマル・カン
【インドネシア】
ロイ・アパンチョ、ムハンマド・ベウィ・シマジュンタク
【韓国】
柳承佑(リュウ・スンウー)、Lee Wan Su
【マレーシア】
パトリック・オオイ、イブラヒム・アミル
【フィリピンA】
デニス・オルコロ、リー・バン・コルテッザ
【フィリピンB】
エフレン・レイズ、フランシスコ・ブスタマンテ
【シンガポール】
アロイシス・ヤップ、チャン・ケンクワン
【タイ】
ニトワット・カンジャナスリ、コプキット・パラジン
【ベトナム】
グエン・アーニ・トゥワン、ド・テ・キエン
【オーストラリア】
デイブ・レリッチ、イアン・バーバー
【カナダ】
アレックス・パグラヤン、ジョン・モーラ
【クウェート】
アブドゥラー・アル・ユセフ、オマール・アル・シャヒーン
【アメリカ】
シェーン・バン・ボーニング、ロドニー・モリス