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過去のニュース(2012年)

2012.08.26 トーナメント

鈴木清司が今季4人目のGP-E優勝者に!!

『東日本グランプリ第6戦』

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鈴木清司が2度目の優勝


8月26日(日)、千葉県の『デキシークラブ』にて、『東日本グランプリ第6戦』のベスト16から決勝戦までが行われ、並み居る強豪を倒して鈴木清司が自身2度目の優勝を果たした。

今大会前の段階で720Pで土方隼斗と並んで首位に立っていた羅立文は、ベスト16で松田渉を下し、準々決勝の大西想戦では、危なげない展開で相手を寄せ付けずに勝利した。

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優勝へ向け視界良好と思われた羅だったが......

一方、土方はこの日の初戦で遠山康仁を圧倒して1回転目の試合を誰よりも早く終えると、ベスト8では浦岡隆志と対戦。ハイレベルな攻防が繰り広げられた試合は、中盤まで差が付かない拮抗した好ゲームとなるものの、終盤に土方が相手を振り切って優勝まであと2つに迫る。

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土方が浦岡との接戦を制したものの......

このまま羅と土方が決勝に勝ち進むと、最終戦でのMVP争いはこの2人だけのものとなってしまうという状況だったが、鈴木清司と照屋勝司の2人がそれを許さなかった。

鈴木清司はこの日の初戦で虻川修を下し、続く鈴木淳との準々決勝も8-2として、消耗戦を回避してベスト4まで勝ち上がっていた。一方の照屋は最初の試合塙圭介に競り勝つと、ベスト4を懸けた戦いでは西尾祐に8-1で勝利し、勢いに乗る。

鈴木清司は土方とのセミファイナル、序盤でリードを許す展開を強いられるものの、中盤で逆転し、7-5と先にリーチを懸ける。しかし、次のゲームで1番ボールのセーフティ戦に敗れ、1ゲームを返されてしまう。すると、土方の反撃で悪い流れになりそうな気配も感じられたが、猛追をかわして鈴木清司が8-6でひと足先に決勝へ駒を進めた。

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MVPへ猛進する土方にストップをかけた

照屋も羅に先行される展開となるが、2-4から逆襲を開始する。ここから怒濤の4ゲーム連取に成功。その後、1ゲームを羅に返されるも、12ゲームで難しい形から9番ボールを縦バンクで沈めて取り切ると、続くゲームをマスワリで締めて8-5で決勝への切符を手にした。

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照屋はこの日2度の4ゲーム連取を披露

ファイナルは、鈴木清司が序盤を制圧し、4ゲームを連取。その内の3つでマスワリを出し、慎重な展開が続いたセミファイナルとは対照的に、早期決着も予想された。そこから互いに加点していき、遂に7-3で鈴木清司が優勝に王手を掛ける。しかし、プレッシャーからなのか、鈴木清司のプレーからミスも見られるようになり、なかなか試合を終わらせることができない。

また、それに呼応して照屋も徐々にペースを掴み、脅威の粘りを発揮する。そして、最初に鈴木清司にやられた4ゲーム連取を逆にやり返して、ヒルヒルまで持ち込む。セミファイナルと似た光景は、見る者に照屋の逆転優勝を連想させたことだろう。

迎えた、最終の15ゲーム目はミスが許されない緊迫した攻防となる。だが、照屋の3番ボールでのミスを鈴木清司が逃さず、試合を終わらせにかかる。しかし、ゲームボール目前の9番ボールが10番に隠れてしまい、決着目前にして、緊張の瞬間を迎えることに。だが、これを冷静に沈め、10番も続けて落とし、歓喜の瞬間を迎えた。