第40回全日本オープン14-1選手権大会
7月7日、渋谷の「CUE」を会場にして行われた『全日本14-1オープン選手権 第一日目』は出場選手99人からベスト16までを決めるという厳しい戦いの一日目となった。各選手、短くも長い80点先取の予選、100点先取りのベスト32・ベスト16を掛けた試合を行った。初日の戦いを終えてベスト16に駒を進めた選手は次の16名。
大会連覇へ向け順当に勝ち上がった高橋邦彦
銘苅朝樹、青木亮二、高橋邦彦、塙圭介、浅野正人、西嶋大策、福本宇太郎、北谷好宏、清川正士、羅立文、菅原利幸(以上、JPBA)奥村健(JPBF)、R・エスキリオ、R・ガレゴ(以上、フィリピン)、田口晃、寺田友紀(以上、アマ)
小雨が降りしきる中、10時に始まった戦いは引き締まったものだった。数多くのファンが見守る中、名だたるプロ、アマが持ち前の集中力を発揮し、見事な駆け引きが見られた素晴らしい大会となった。その中でもピリピリしたものではなく、リラックスし、非常にいい雰囲気で行われたことが印象的。これぞ「レベルの高い戦い」というものなのだろう。
93-58。一時7モアまで羅立文を追い詰めた原田和夫
一時あわやというところまで羅立文を追い詰めた原田和夫、名手・藏之前忠勝、北海道から参戦の寺田友紀などのアマチュア選手の活躍も目立ち、大会は大きな盛り上がりを見せた。しかし様々な場面でやはり地力に勝るプロはさすがと言わされる場面が多かった。ここぞという場面のテンションはやはりアマとの違いをしっかりと見せつけていた。
明日の決勝日を楽しみにさせてくれる、そんな第一日目だった。何よりそんな選手達が礼儀を尽くし、いい雰囲気で本気の戦いを目の前で繰り広げる会場の空気は、これをお読みくださっている方々にもぜひ感じてほしい。
明日の決勝トーナメントは、東京都渋谷区『CUE』を会場に10時30分スタート予定だ
去年のようなドラマがあるのか、今年は何が起きるのか。年一回の14-1王者の決定の瞬間ををその目に焼き付けてほしい。(kohei.ohki)