国別対抗世界チーム戦・準決勝
決勝は日本vs台湾
中国・北京で開催されている『国別対抗世界チーム戦』は7月5日(木)、準決勝が行われ、日本は開催国の中国2に3-3の末のシュートアウト対決で勝利し、ファイナル進出を決めた。日本のメンバーは赤狩山幸男、大井直幸、栗林達、河原千尋。
セミファイナルは最初の男子エイトボール・シングルとダブルスを落とし、日本は劣勢からスタートした。しかし、男子ナインボール・シングルで大井が1勝を上げると、河原も6-7と先にリーチを掛けられながらも逆転で辛くも勝利。トータルスコアを2-2のタイに戻す。
ナインボールで劇的な逆転劇を演じた河原千尋
続くテンボールシングルで赤狩山が勝利を上げ、ゲームカウント3-2と逆転でリーチを掛けた日本だったが、最後のテンボール・混合ダブルスで中国も1ゲームを返し、勝敗の行方はフィリピン戦に続いてシュートアウトに持ち越されることに。
シュートアウトは、ヘッドスポットから、フット側短クッションから1ポイントのセンターに置かれた8ボールを撞き、それを入れたら1ポイント。これを交互に繰り返し、6ポイント以上のスコアで先に相手に2ポイントの差をつけたチームが勝者となる。
シュートアウト対決では、前日のフィリピン戦でこの厳しい戦いを経験できていたことが有利に働き、日本が先行して展開される。途中から、中国2も成功するようになるが、序盤で得たアドバンテージを活かした日本がそのまま6-4で対決をモノにした。
先に行われていたセミファイナルのもう1カードは、台湾が今年の男女ナインボール世界チャンピオンを擁するイギリスを4-0で葬り、ファイナルへ勝ち進んでいる。
台湾:張榮麟(ジャン・ロンリン)、傅哲偉(フー・ザーウェイ)、柯秉逸(カー・ビンイー)、周婕妤(チョウ・ジェイユー)
決勝は、本日6日(金)日本時間15:00開始予定。