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過去のニュース(2012年)

2012.06.29 トーナメント

大井直幸、あと二つで世界の"TEPPEN"

男子ナインボール世界選手権 Best32 to Best8

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大井直幸、世界を獲れるか!?

6月28日(木)、カタール・ドーハで開催されている『男子ナインボール世界選手権』のベスト32からベスト8までが行われ、赤狩山幸男羅立文がここで敗退となったものの、大井直幸がこの日を勝ち抜き、ベスト4に進出した。

ベスト32で張榮麟(ジャンロンリン/台湾)と対戦した大井は、これまで苦戦続きだった試合展開と異なり、会心の試合運びを見せ8-1と大きくリードする。その後、2ゲームを返されるものの、11-3で今年のエイトボールの世界王者を一蹴した。

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連覇が懸かっていた赤狩山だったが......

赤狩山とドイツのトーステン・ホーマンの対戦は、ホーマン先行で進むが赤狩山の追い上げにより一時は9-9のイーブンとなる。しかし、そこからホーマンが2連取。9-11で赤狩山の世界タイトル連覇の夢が崩れ去ったと同時に、ベスト16で実現する可能性のあった日本人対決もなくなってしまった。

羅立文は、自身の母国の強敵・柯秉逸(カー・ビンイー/台湾)と対戦。ゲーム差が開くことないハイレベルなシーソーゲームはヒルヒルまで続くが、惜しくもあと一歩のところで敗れ去ることに。

ベスト16、大井は赤狩山を下したホーマンと激突。一時は7-9とされるが、劣勢から一気に4ゲームを連取し、劇的勝利を飾る。

続くベスト8のカール・ボイズ(イギリス)戦では、大井にとって今大会であまりなかった追い掛けられる展開に。途中、3ゲーム差を付けることもあったが、ボイズも大井のミスなどから取り切り、10-9としぶとく食い下がる。しかし、トラブルもあって難しくなった第20ラックを大井がコンビで締め括り、世界の頂上へあと2つに迫った。

残すは本日29日(金)の最終日のみ。ベスト4に勝ち上がった選手達はそれぞれが名のある強敵ばかりだが、最早ここまで来れば誰が栄光を手にしてもおかしくなく、それが大井になる可能性は十二分にある。

赤狩山の世界連覇は断たれたが、大井が日本勢としての連覇を果たしてくれることに期待したい。

29日(金)・セミファイナルの対戦カードは以下の通り(時間は日本時間)。

29日20時〜
ラルフ・スーケー(ドイツ) vs 李赫文(リー・ヒーウェン/台湾)
大井直幸 vs ダレン・アプルトン(イギリス)

ファイナルは29日24時スタート予定。

※トーナメント表は下記関連リンクで確認できます(PC)。