男子ナインボール世界選手権現地リポート
ご満悦のトーナメントデレクター・藤間一男氏とイランの女子レフェリーグループ
カタール・ドーハで行われている『男子ナインボール世界選手権大会』に、イラン連盟は女子レフェリーグループを派遣している。
彼女達は以前にイランの首都・テヘランにて、現カタール協会のヘッドコーチであり、今大会ではトーナメントディレクターを務める藤間一男氏からレフェリー指導を受け、ペーパーテストに合格してアジアポケットビリヤード連盟(APBU)のレフェリーライセンスを取得した女性達だ。
今回の派遣経費は全てイラン連盟が負担し、彼女達に貴重な経験を積ませているとのことで、このことについて藤間氏は「事前に彼女達が来ることを知らされていなかったのでびっくり。海外体験とは言え、世界選手権でいきなりレフェリーとは大丈夫かなと懸念したが、きびきびした行動、的確な動作で世界の選手達をジャッジしている教え子に満足している」と語っている。
ここ数年、数々の国際大会を開催し、ポケットビリヤードにも力を入れるようになってきた中東の国々。プレイヤーレベルは今の所、まだまだ世界一を争うまでには到達していないが、各国の協会を中心としたコーチ制度、レフェリーの養成等、スポーツとしての基盤は着々と整えられているようだ。