女子ナインボール世界選手権ファイナル
21日(木)、中国・瀋陽市で行われた『女子世界ナインボール選手権』最終日、ファイナルはケリー・フィッシャー(イギリス)と付小芳(フー・シャオファン/中国)が対戦し、フィッシャーが9-6で世界一に輝いた。
ナインボールとテンボールの覇者となったフィッシャー
決勝は序盤で迎えた2度のセーフティー合戦を付小芳が制し、4-1とリードする。しかし、リードをさらに広げようとした第6ラックで、付小芳の手がボールに触れたためにファウルの判定が下される。そこからフィッシャーが逆襲に転じ、5-4と逆転に成功。
勢いに乗ったフィッシャーは、セーフティーから付小芳のスクラッチを誘発させ、そこからリードを広げれば、ペースが乱れた付小芳は自らのミスでリードを許し、フィッシャーのリードで8-5となる。
その後、付小芳が1ゲームを返すが、反撃もそこまで。次のラックをフィッシャーがマスワリで締めて、試合は終了した。
2度目の戴冠を目指した付小芳だったが......
これでフィッシャーは'11年のテンボール世界選手権と今回のナインボールの2冠を達成。この結果、初めて両タイトルを同時に保持する女子選手となった。
なお、決勝の前に行われた3位決定戦は、劉莎莎(リョウ・シャーシャー/中国)が蔡佩真(ツァイ・ペーチャン/台湾)を9-6で下し、自身の今大会最後の試合を勝利で締め括っている。