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連覇達成の羅立文
6月10日、東京都大田区『キャノンボール大森』にて『東日本グランプリ第4戦(東G3)』の決勝ラウンドが行われ、羅立文が優勝し、2連覇を達成した。
決勝ラウンドが行われた『キャノンボール大森』
今回のグランプリ第4戦はナインボールが採用されたため、先週のテンボールで開催された『ジャパンオープン』に出場していた選手達にとっては、1週間でナインボールに調整しなければならないという状況での開催となった。
テーブルに真剣な眼差しを向ける羅
そんな中、グランプリ第3戦を制した第3戦の覇者・羅立文は、序盤こそ高橋邦彦にリードを許すものの、徐々に自分のペースを取り戻して逆転し、そのまま振り切って勝利。
ベスト8では、その羅と栗林達が対戦。互いにマスワリを量産し、羅が先行しては栗林が追い付く一進一退の攻防は見る者を釘付けにした。試合は最後まで、1ゲーム差以上開くことなくヒルヒルを迎え、交互ブレイクで順番が回ってきた羅が15ゲーム目をモノにし、栗林を振り切って準決勝進出。栗林を敗った勢いをそのままに、準決勝では松田渉を下し、遂に連覇に王手を掛ける。
2005年以来のGP優勝に王手を掛けた塙圭介だったが......
決勝の相手は、2005年のグランプリ第5戦以来の優勝を目指す塙圭介。試合はここまで難敵を退けてきた羅が、勢いをそのままに2ゲームを連取し連覇へ向けて視界良好と思われた。しかし、塙も羅立文のミスから取り切り、ゲームカウントを重ねて遂に逆転(5-4)。
それぞれ1ゲームをモノにして迎えた12ラックで、塙のミスに乗じた羅がゲームカウントをイーブンに持ち込むと、次のラックをマスワリ。優勝にリーチが掛かった14ラックでは、3番ボールと9番ボールのキャノンのダブルインで締め、鮮やかな幕切れを演出した。
GPE-4決勝戦、羅のランアウト