グランプリイースト第4戦、開幕
復活した精密機械、羅立文。連覇なるか!?
月初の『ジャパンオープン』の余韻も冷めぬまま、今週末は『GPE-4』(グランプリイースト第4戦)が行われる。今年のGPEは全7戦なのでここが折り返し地点。これまでの3戦は全て競技種目が「テンボール」だった。この第4戦で今年初めてナインボールを採用する。
多くのビリヤードファンやアマチュアプレイヤーには、こちらの方がお馴染みのゲームだろう。テンボールとは違い、コールショット制ではないため、ラッキーショット(フロック)も認められる。攻撃的でスピーディーでスリリング、そんな試合展開が期待される。
さて、6月10日(日)の決勝ラウンドは『キャノンボール大森店』(東京都大田区)で行われるのだが、その舞台に立てるのは16名のみ。その内すでに、前節(第3戦)の優勝者シードの羅立文と開催店シードの有田秀彰、それに東北予選を勝った熊谷輝(アマ)と北海道予選を勝った平野義典の4名は確定しているので、残る12枠を6月9日(土)に、関東の各会場で行われる予選ラウンドで争うことになる。
決勝ラウンドのメンバーが出揃っていない状況での優勝予想は難しいが、前節で土方のGP4連覇を自らの手で阻止して優勝し、ジャパンオープンでも9位タイに入賞した羅立文は、やはり優勝候補からは外せない。羅はナインボールでも精密機械ぶりを発揮してくれるはずだ。
場内実況放送や、ギャラリー参加型のブレイクスピードガンコンテストなど、大会を楽しむ工夫が随所になされているGPE。ぜひ会場でご観戦を! もちろんCBNTでもファイナルやセミ・ファイナルを配信する予定だ。〈T.KOBAYASHI(BD)〉
GPE-3決勝のラストラック(この試合の模様はビリヤードWeb TV『CBNT』で近日配信予定