ACBS会長シンズゥ氏降板、22年のキャリアに幕
2012年アジアスヌーカー選手権の表彰式。前列中央がACBS新会長のナハニ・アル・ホウリ氏
キュースポーツ・アジア連合(Asian Confederation of Billiard Sports以下ACBS)の総会が、本年度アジアスヌーカー選手権大会の開催国、カタールのドーハにて大会期間中の4月25日、当地ホテルを会場に開催され、選挙の結果、22年間ACBSをリードしてきた会長、タイのシンズゥ・プルシリボン氏が敗れ、ヨルダンのナハニ・アル・ホウリ氏が新会長に選ばれた。同時に事務局長のバングラデシュのサイド・マブ氏と経理であったホンコンのジョセフ・ロウ氏も選挙で敗れ、カタールのムバラック・アルカヤリン氏とバーレーンの連盟役員にそれぞれ交代した。このニュースがアジアスヌーカー選手権会場に飛び込むと、ACBSのトップ3が全てアラブに選任されたことに関係者はこぞって歓喜していた。このことについて、現地でアジアスヌーカー選手権のテクニカル部門をサポートしていたカタールナショナルチーム・ヘッドコーチの藤間一男氏は、「2015年のアジア大会(Asian Games)にキュースポーツが参加種目から外されて消沈していた業界だが、今回、アラブ諸国の新役員がアジアオリンピック委員会(OCA)の会長であるクウェートの王族に接近可能で、参加の再検討打診が期待できるだろう」との関係者からの談話を伝えている。