2012ワールドスヌーカーチャンピオンシップ
史上最年長の36歳5ヶ月で世界タイトルを奪取したオサリバン
イギリスのクルーシブルシアターで、4月21日から始まった2012ワールドスヌーカーチャンピオンシップ。その決勝戦が現地6日、7日の2日間に渡って行われ、ロニー・オサリバンがアリスター・カーターを18-11で下し、ジョン・ヒギンズと並ぶ4度目の世界チャンピオンに輝いた。オサリバンの4回はスティーブ・デイビスの6回、スティーブン・ヘンドリーの7回にはまだ及ばないものの、36歳5ヶ月での世界タイトルは史上最年長記録。今シーズンから新たにメンタルケアのスペシャリスト、スティーブ・ピータースのサポートを受けているオサリバンはその効果をこう語っている。「ピータースには本当に感謝している。今シーズンは今までどのシーズンよりも精神的に安定してプレーできたシーズンだった」。また、惜しくも準優勝のカーターは「決勝ではうまくプレーできなくて本当にがっかりしている。オサリバンにいろいろな面でプレッシャーを掛けられてしまった。でも、決勝まで戦えてよかった。来年も帰ってくるよ」と、シーズン半ばでの引退宣言を撤回した。これで激動の2011/2012シーズンが閉幕し、さらに姿を変えていくメインツアー。2012/2013シーズンは早くも6月25日、中国の江蘇省無錫で開幕の予定だ。