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過去のニュース(2012年)

2012.05.01 トーナメント

小野寺健容、公式戦初優勝!

東日本プロマスターズ第7回アカデミーZ戦

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今年3戦連続の決勝進出で遂に優勝を遂げた小野寺健容

4月30日、東京都品川区の『ビリヤードアカデミーZ』を会場に日本プロビリヤード連盟(JPBF)主催の『東日本プロマスターズ第7回アカデミーZ戦』が開催された。JPBFのランキング対象公式戦である今大会のフォーマットは、スリークッション30点ゲーム(レディースHC24点)、14名によるシングルトーナメント。

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会場となった『ビリヤードアカデミーZ』には多くのキャロムファンが観戦に訪れた

12時からスタートした1回戦6試合を終えてベスト8に進出したのは、シーズン3連勝を狙う梅田竜二を筆頭に、スポンサーシードの成瀬寛、ここまで2戦連続で決勝に進出しながらも共に梅田竜二に阻まれている小野寺健容、さらに界敦康新井達雄米山聡。準々決勝は、この6名に加えて前回大会優勝シードの森陽一郎、最終予選を1位で通過した島田暁夫の2名を加えた8名よって争われた。まずは今シーズンの充実ぶりがうかがえる小野寺が、堅実にランを積み重ねて島田を30-12で退けると、優勝こそないものの、やはり今シーズン好調の界が、梅田に対して序盤と終盤にそれぞれ8点、7点のランをぶつけて28-16と大量リード。ここから梅田も立て続けに5点、6点のランで追いすがったが、界が逃げ切りに成功して準決勝に進出。その他森が米山を、新井が成瀬を下して、準決勝は優勝経験豊富なベテラン勢対スリークッション公式戦初優勝を目指す2人の戦いとなった。ここで小野寺が新井を、界が森をそれぞれ30-25、30-23で破り、決勝戦は今シーズン結果を出しつつある2人よる、どちらが勝っても初優勝という対決となった。緊迫のゲームは、安定してランを積み重ねる小野寺に対し、序盤に8点、中盤に5点と爆発力を見せた界が真っ向からぶつかる展開となり、23キューを終えて界が25-23とリード。さらに24キュー目に2点を加えた界が27-23とリードを広げて3モアとしたが、その裏、小野寺がチャンスはありながら未だ届かぬ初優勝に向かって、渾身の7点ランを繰り出して見事なフィニッシュ。今シーズン3度目のチャンスをものにして、嬉しい公式戦初優勝を飾った。

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大会ベスト8。前列左から、3位タイ・森、準優勝・界、優勝・小野寺、3位タイ・新井。後列左から米山、梅田、成瀬、島田(共に5位タイ)