日本ビリヤード商工連合会 平成24年度総会
総会ではビリヤード普及事業に関して活発な意見が交換された
4月15日〜16日にかけて、静岡県熱海市の『熱海後楽園ホテル』において、『日本ビリヤード商工連合会』(BCJ)の『平成24年度総会』が開催された。BCJには現在、国内の用具メーカー、プロショップなどを中心に27社が加盟しており、ビリヤードの普及と発展を大きな目的の一つとして、国内競技団体への支援からビリヤード普及のための用具の開発・販売までの幅広い事業を展開している。また昨年は、東日本大震災で大きな被害を受けた東北ビリヤード界への復興支援と日本ビリヤード界全体の復興・普及を目的に設立された『ビリヤード復興支援連合会』を通じて、被害を受けた東北のビリヤード場への支援、東北ビリヤード連盟へのテーブルの寄贈など、様々な形で支援事業を行った。今年の総会では、まず昨年度の事業報告が行われ、その後に24年度の事業案が討議された。その中では、23年度に活動の大きな柱であった復興支援事業は継続しつつ、24年度はビリヤード普及活動を最重要課題としていくことが話し合われ、具体的な事業案についての活発な意見が交換された。また、BCJでは、永年に渡って日本ビリヤード界の発展に貢献した功労者を『日本撞球殿堂』(BCJ Hall of Fame)として表彰しており、総会の席上で、本年度は日本人初のビリヤード世界チャンピオン(スリークッション)であり、トッププレイヤーとして日本のビリヤード界を牽引してきた小林伸明氏と、日本のビリヤード用具商の草分けとして普及の礎となり、BCJの会長としてもビリヤード業界の発展に寄与し続けた前田明朗氏(故人)が選出された。