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過去のニュース(2012年)

2012.04.10 トーナメント

小宮鐘之介選手が実力通りの優勝でJr.を卒業

第12回全日本ジュニアナインボール選手権大会

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後列左から佐々木海選手、島袋隼輔選手、小宮鐘之介選手、細木原尚貴選手、朝倉拓輝選手、木皿要選手、前列左から小西さみあ選手、平口結貴選手、田中汰樹選手、濱田昌志選手、平元裕一郎選手、古賀大貴選手

4月9日(月)、『第12回全日本ジュニアナインボール選手権大会』が東京杉並区の『サンビリヤード荻窪』で開催され、前年度優勝で今大会シードの小宮鐘之介選手が優勝を果たした。

本大会は12年前に「ジュニア世代の育成と強化」を大きな目的にスタートした(社)日本ビリヤード協会(NBA)主催の大会。優勝者と準優勝者の2名は日本代表として『世界ジュニアナインボール選手権大会』に出場し、海外の強豪プレイヤーと共に世界一をかけて争うことになる。昨年は震災の影響で、例年とは異なる7月に名古屋での開催となったが、本年は無事に東京で開催することができた。上位2名が決勝進出となる予選リーグの1組は、前回優勝で今大会シードの小宮選手を中心にするゲーム展開で、誰が2番手につけるかがグループの方向性と思われた。最終ゲームを残し、なんと4人に2位の目がある中、得失差でやや九州・平元裕一郎選手が有利な状況に立つ。結果、最終ゲームで勝利した平元選手が勝ち残りを決める。平元選手は一昨年の大会でリーグ4位、昨年は骨折で欠場したが、2年間で順調に力を付けたようだ。2組は前回大会3位の中部・濱田昌志と関東・小西さみあ選手の2人がリードするものと思われたが、濱田選手が関東・木皿要選手(初出場)に手痛い1敗を喫する。最終の濱田ー小西戦の終了(小西選手が勝利)と共にゲーム中ではあったが木皿選手の決勝進出が確定した。決勝トーナメントは、小宮選手の優勝、平元選手の準優勝と、ほぼ力通りの順位となった。初出場の木皿が4位入賞というのは立派な成績だったと言える。また、上位3名が今年で最後の為、4位の木皿選手が来年のシードとなる。今までリードしてきた選手たちは卒業するが、新しい選手も登場しており、とくに北海道の平口選手は現在中学校3年生ということもあって、小西がいなくなったあとの女子のエース格と言えよう。