東日本グランプリ第1戦(東G3)
土方隼斗
2012年の『東日本グランプリ第1戦』が、3月3日〜4日(土・日)神奈川県相模原市の『エックスフィールド』で開催された。エントリー数122名(内、アマチュア50名)によって、タイトルが争われた。
会場となった神奈川県相模原市の『エックスフィールド』
4日の決勝トーナメントは、テンボールの8ゲーム先取のシングル・イリミネーション。塙圭介が'06年東日本GP第5戦以来遠ざかっているこのタイトル獲得に向け、平野義典、西嶋大策らを退けて決勝に進出する。一方、反対の山からは、昨年の事実上の開幕戦となった東日本GP第3戦(東日本大震災の影響で東日本GP第1戦、第2戦は開催されず)で優勝し、グランプリイースト2011年度・ポイントランキングで1位に輝いた土方が、昨年からのGPでの勢いをそのままに、世界チャンピオンの赤狩山幸男や内垣建一らを寄せ付けず、決勝に登り詰める。その結果、決勝カードは'07年のGP-7と同じ組み合わせとなった。試合序盤は土方が先取すれば塙がマスワリで返し、それぞれがゲームを交互にものにして2-2とシーソーゲームを予感させる。しかし、決勝まで圧倒的な強さで勝ち上がってきた土方が均衡を破り、一気に塙を引き離しに掛かる。すると、塙のミスを誘発するセーフティや、安定したショット成功率の高さで土方が6ゲームを連取。試合は5年前と同様の決着を見た。
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