第69回全日本スリークッション選手権大会
全日本選手権初制覇の竹島欧
1月27日~29日(金~日)、『第69回全日本スリークッション選手権大会』が東京都新宿区の『ビリヤード小林』で行われた。年に一度、スリークッション日本王者を決定する歴史ある本大会。昨年開催されるはずであった第68回大会は東日本大震災の影響により中止の決定を余儀なくされたため、今大会は多くのファンが見守る中での嬉しい開催となった。
会場となった東京都新宿区の『ビリヤード小林』
大会初日は出場32名が4名×8ブロックに分かれ、一度負けてもファイナルステージ進出のチャンスがある30点先取のダブル・イリミネーションでファーストステージを戦い、ここから各ブロック2名ずつ、計16名がファイナルステージに進出。翌日からのファイナルステージは、負けたら終わりの一発勝負、15点先取×3セット先取のシングル・イリミネーションで戦われた。この段階で過去に本大会の優勝経験者が7名残っていたが、準々決勝の段階でその全員が敗れ、大会は近年にない混戦模様となった。その中で嬉しい初優勝を飾ったのがプロ入り10年目、36歳の竹島欧。竹島は準々決勝で'07年第64回大会優勝の宮下崇生を3-0で下すと、準決勝では田名部徳之を3-1、決勝では界敦康との3時間を超える激闘を3-2で制して、7回目の全日本選手権挑戦で、見事に栄誉ある全日本王者の系譜に自らの名を刻んだ。
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