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マイク・シーゲル

2024.07.28

メジャータイトルを総なめにしたアメリカン・レジェンド

●世界最強のキャプテン・フック

プールの本場アメリカで1970年代から80年代にかけてあらゆるタイトルを総なめにし、最強の名をほしいままにしたマイク・シーゲル。ビリヤードを始めたのは13歳でプロとしてプレーし始めたのは20歳。1976年にはメジャータイトルとして今も続くUSオープンの初代王者となり、その後も2度優勝。その他、まだプールの世界的な統括組織がない時代にアメリカで独自に開催されていた14-1世界選手権、ナインボール世界選手権を始めとして数々のメジャータイトルを獲得している。

その圧倒的な戦績と人気から、1986年公開の映画で日本にビリヤードブームを巻き起こした『ハスラー2』ではポール・ニューマンとトム・クルーズのテクニカルアドバイザーを務め、1989年、まだ現役バリバリの35歳でアメリカのプールを統括する『Billiard Congress of America』のホール・オブ・フェイムに史上最年少で選出された。

その後1990年代に一度プレイヤーから引退しカスタムキューメーカーに転身したが、2001年には当時世界最高の優勝賞金2000万円が話題となった『東京ナインボール』に参戦し日本のファンの前でプレー。さらに2005年にはアメリカで旗揚げされた『International Pool Tour』のエキシビションマッチに登場しエフレン・レイズとも対戦した。

ここで紹介するのは、1992年にアメリカ・カリフォルニア州で行われた『Bicycle Club Casino Invitation』の準決勝。後にトッププロとなり、プロツアーを立ち上げるなどアメリカンプール界で活躍することとなるC.J・ワイリーとの激闘を収めた貴重な動画だ。

YouTubeチャンネル『Accu-Stats Video Productions』より

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