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大井直幸

2024.07.11

世界獲りに最も近い日本のエース

●世界獲りに最も近い日本のエース

2021年と2024年のテンボール世界選手権で準優勝を果たしている大井直幸は、現在最も世界タイトルに近い日本人プレイヤーだ。日本プロポケットビリヤード連盟(JPBA)に所属しながら、2019年から戦いの場を世界に移し、2024年の今も世界獲りを目指し、アメリカ、アジア、ヨーロッパを転戦している。

1983年1月10日生まれの大井は、2006年に土方隼斗らと同期の40期生としてJPBA入りすると、史上初となるルーキーイヤーでの年間MVP(年間ランキング1位)を獲得。以降2018年までに6度のMVPとなるなど国内では際立つ強さを見せ、海外戦に軸足を移す前年の2018年には、中国で行われたCBSAツアーで海外戦初勝利を挙げている。

wnt.のスタート以前からアジアの顔の1人としてMatchroom Sport(マッチルーム)のイベントに出場してきた大井は、その実力と高いコミュニケーション能力で海外でも人気が高く、2023年には、日本人プレイヤー初のwnt.プロとなった。現在wnt.ランキングは29位、ファーゴレートは世界19位で常にツアーでの優勝が狙える位置で戦っている。

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