wnt. がACBSの措置に対する声明を発信
ハノイオープン出場者に対するペナルティに反発
8月に2つのメジャーイベント『EUROPEAN OPEN CHAMPIONSHIP』(ヨーロピアンオープン)、『US OPEN POOL CHAMPIONSHIP』(USオープン)の開催を予定し、その他ランキングイベントも世界各地で開催し順調にその歩みを進めているwnt.(ワールドナインボールツアー)が7月31日(水)、facebookに1つの重要な声明を投稿した。
これは、WPAとその傘下でアジアを統括するACBSが、10月に開催されるwnt.のメジャーイベント『HANOI OPEN』(ハノイオープン)を非公認大会として、これに出場するプレイヤーにペナルティを課すことに対するwnt.の姿勢を示すもので、編集部訳の全文は以下となっている。
昨年初開催されたハノイオープン
ワールド・ナインボール・ツアーからの声明
我々は、『アジアビリヤードスポーツ連合』(ACBS)が再び反競争的な行動に出たことに失望していますが、驚いてはいません。ACBSは、10月に開催予定のハノイオープンへの出場を選択したベトナム人選手に対して、恣意的な出場禁止を課すことで脅迫しています。
この行為は、昨年のACBSによる行動を繰り返すものであり、彼らがオープンで包括的なスポーツを推進する意欲がないことを明確に示しています。むしろ、彼らは大きな成功を収め、広く称賛されたイベントを妨害することに執着しているようです。
我々は、ハノイでのパートナーと緊密に連携し、法務チームと協議して、ACBSに対して直ちに措置を講じるべく取り組んでいます。ハノイオープンは予定通り開催され、全ての必要な承認を得ていることを、皆様に保証いたします。
皆様の変わらぬご支援に感謝いたします。
wnt.
ACBSは6月、加盟するアジア各国連盟に対しても、選手だけではなく、連盟や関係団体にもペナルティを課すことと、その詳細についての文書を送っており、完全対決の姿勢を取っているが、今回の声明は、開催国のベトナム人プレイヤーに対して課されるペナルティを挙げ、こうした動きへの反発を公式に発表した形となっている。
この声明に対してACBS、WPAがどのように反応するのか、また、wnt.が具体的にどのような措置を講じるのか、大きな動きが出る可能性もある今後に注目したい。
写真提供:Matchroom Pool