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ラルフ・スーケー

2024.08.11

今なおトップ戦線で戦い続けるドイツの"皇帝"

●今なおトップ戦線で戦い続けるドイツの”皇帝”

1968年11月29日、ドイツで生を受けたスーケーは、両親が経営するパブで6歳でビリヤードを始め、早くからジュニアプレイヤーとして活躍し、国内ジュニア選手権、ヨーロッパ選手権ジュニアの部などでタイトルを獲得した後、1989年にヨーロッパ選手権(エイトボール)でシニア初優勝を飾ると、一気にヨーロッパのトッププレイヤーとなった。

以降も数々の欧州タイトルを獲得しながら、1994年には、Matchroom(マッチルーム)主催の招待イベントで、この時開催2回目だった『WORLD POOL MASTERS』(ワールドプールマスターズ)で初のメジャータイトルを手にする。ドイツの”皇帝”としてワールドトップスターの1人となったスーケーは、1996年に『ナインボール世界選手権』を初制覇し、ここから2010年代にかけて、ワールドプールマスターズに5度優勝した他、『USオープン』、『エイトボール世界選手権』『Derbycity Classic』『ワールドゲームズ』などのビッグタイトルを獲得し、ワールドプールシーンのトップを走り続けた。そんなスーケーは日本にも馴染みが深く、1990年に初めて『全日本選手権大会』に出場して3位入賞。その後1990年代から2010年代にかけて度々出場し、2004年には初優勝を果たしている。

2020年代に入ると、ドイツではジョシュア・フィラーが台頭し、長らく君臨していたエースの座は譲ったものの、スーケーは2023年に契約を交わしwnt.プロとなってツアー活動を継続。11月で56歳となる2024年も、世界の第一線で戦い続けている。

ここで紹介するのは、自身7回目の挑戦となった全日本選手権大会で、スーケーと同じく今もなお世界で戦い続けるミカ・イモネンを決勝で下して念願の初優勝を果たした貴重な試合映像だ。

CBNT』より

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