【動画】2010年ジャパンオープンベスト8 vs大井直幸

●日本のエースと大激闘！

世界中のビリヤードファンから最も愛され、尊敬されるプレイヤーであるエフレン・レイズ。1954年8月26日、フィリピンで生まれたレイズは、幼い頃からビリヤードをプレーし、9歳の頃にはプロ並みの腕前を身につけていたという、そして1970年代にはフィリピン国内で数々の大会を制覇し、この頃から日本でもプレーするようになり、全日本選手権を制覇するなど、日本のファンに強烈な印象を残した。

そんなレイズが本格的にアメリカに進出したのが1986年。デビュー戦で優勝を果たしてアメリカのプレイヤー達に衝撃を与え、以降は世界最強プレイヤーの1人として、1990年代USオープン、ナインボール世界選手権といったメジャータイトルも次々と獲得し、さらにその名を世界に轟かせ、2000年代には東京ナインボール、IPTワールドエイトボールチャンピオンシップといった、その時1度しか行われていない高額賞金大会でともに優勝するなど、無類の勝負強さも発揮した。

現在はツアープレイヤーとしては一線を退いているが、世界各地でのイベントを中心にして、いまだ衰えることのないマジシャンならではのショットでファンを魅了し続けている。

ここで紹介するのは、2010年のジャパンオープン準々決勝で、当時27歳の大井直幸と対戦し、ヒルヒルで下した試合。この年4勝を挙げ、すでに日本のエースとして戦っていた大井のプレーもあわせてお楽しみいただきたい。