撞球3兄弟、Ko Brothers最強の次男
2024.08.09
柯秉中
写真提供:森覺摩
●撞球3兄弟、Ko Brothers最強の次男
ナインボール&テンボールのダブル世界王者である柯秉逸を兄に持ち、自身も2019年にテンボール世界選手権を制して世界タイトルホルダーの仲間入りを果たしている柯秉中。現在wnt.ランキングは4位、WPAランキングは14位で、ファーゴレートは5位の兄と1ポイント差の837で世界6位となっている。
1995年9月18日に台湾で生まれ、8歳年上の兄の背中を追うようにビリヤードをプレーするようになった柯秉中は、2010年に15歳で『全日本選手権大会』に初出場。次々にJPBAプロを倒して決勝に進み、ドイツのトーステン・ホーマンに敗れはしたものの準優勝を果たして日本のファンを驚かせ、2013年には兄と同じく『ジュニアナインボール世界選手権』を制覇。
2010年、15歳で全日本選手権大会準優勝
その後国際トーナメントでも上位の常連となるが優勝はなく、実力はありながら偉大な兄の一歩後ろに控える存在とも見られていたが、2019年、遂に『テンボール世界選手権』に勝って世界にその名を知らしめると、コロナが収束した2022年以降はさらにアベレージを上げ、昨年はwnt.のメジャーイベント『USオープン』で初優勝を果たし、実績の面でも兄と肩を並べるアジアを代表するワールドトップスターの1人となった。
写真提供:Matchroom Pool