wnt.ランキングイベント最終戦は柯秉逸が優勝
2nd ZEN & YUAN8 OPEN @中国・上海
柯秉逸はラスト2戦を準優勝、優勝で締めくくった
フィリピン、台湾、中国と続いてきたwnt.ランキングイベント3連戦、その最終戦『2nd ZEN & YUAN8 OPEN』が、23日(月)に大会最終日を迎え、決勝戦でアロイシウス・ヤップ(シンガポール/FR:831)を下した柯秉逸(台湾/FR:843)が優勝を果たした。
前週に行われた『3rd Universal Chinese Taipei Open』の決勝戦でジェフリー・ロダ(フィリピン/FR:821)に敗れ準優勝だった柯は、準々決勝でロダと再戦し10-4で勝利すると、準決勝では徐小淙(中国/FR:不明)を11-3と圧倒して2戦連続で決勝に進出。
13ラック先取となった決勝戦、柯の相手は張榮麟(台湾/FR:829)を10-6、マイケル・バオアナン(フィリピン/FR:796)を11-9で下して勝ち上がってきたヤップとなり、5-0とスタートダッシュを決めた柯に対し、ヤップも柯のワンミスから一気に5連取で追いつき、その後互いに点を取り合って第16ラックを終えて8-8となる。
準優勝・アロイシウス・ヤップ
迎えた第17ラック、ブレイクが決まりマスワリに向かったヤップだったが、何でもない④をシュートミス。残りを捌いた柯が9-8とすると、続くラックの②-⑨コンビで10-8、さらに第19ラックでは、ヤップの④セーフティをキックショットで切り返した後の⑤を縦バンクで沈めてランアウト。
これで11-8とした柯は、ミスはありながら、要所で厳しいセーフティからチャンスを作って続く2ラックも連取して8-8からの5連取でフィニッシュ。2024年シーズン最終戦を優勝で締め、賞金15000ドルをその手にした。
2024年のwnt.ランキングイベントはこれで終了となり、24日の時点では2025年のオフィシャルなイベントスケジュールは発表されていないが、アジアでは、1月15日〜18日(水〜土)にベトナム・ハノイを舞台にランキングイベント『CPBA 99 TOURNAMENT』が開催されることとなっている。
写真提供:Matchroom Pool
大会情報(ライブスコア、トーナメント表など):DIGITALPOOL
大会アーカイブ動画:Matchroom