優勝は張榮麟、土方隼斗は5位タイフィニッシュ
ASIAN 10 BALL CHAMPIONSHIP@カタール・ドーハ
張榮麟(右)はナイン&テンのアジア2冠を達成。左は準優勝の党金虎
WPA/ACBS公認のビッグイベント『QATAR WORLD CUP 10-BALL 2024』(カタールワールドカップ)に引き続き、15日(日)に同会場でスタートした『ASIAN 10 BALL CHAMPIONSHIP』(男子アジアテンボール選手権)が18日(水)に大会最終日を迎え、決勝戦で党金虎(中国/FR:811)を下した張榮麟(台湾/FR:827)がタイトルを獲得した。
この大会に『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)から参戦していた5名のうち、唯一ベスト16に進出していた土方隼斗(FR:797)は、日本時間17日18時からの決勝トーナメント1回戦(ベスト16戦)でショーン・マーク・マラヤン(フィリピン/FR:776)と対戦。この試合に9-7で勝利したが、21時からの準々決勝で張榮麟に5-9で敗れてベスト4進出はならなかった。
18日の大会最終日、まずは16時から行われた準決勝では、張がジェフリー・デルーナ(フィリピン/FR:800)を9-8、党がアミール・アリ(イラク/※不明)を9-6で下して決勝へ。
(※872という数値は出ているが、信頼性不足と判断)
張榮麟vs党金虎(YouTubeチャンネル『Qatar Billiard Sports Federation 』より)
20時から行われた決勝は11ラック先取。まずはバンキングを取った張のマスワリでスタートすると、その後、党の2度のブレイクスクラッチもあり5-1と序盤は張がペースを握る。しかし党もここから粘り強く追い上げ、第10ラック、この試合初のマスワリで5-5の同点とする。
その後互いにマスワリでポイントを加えた後の第13ラック、セーフティからチャンスを得た張が7-6とすると、シュート、ポジショニングはもちろん、セーフティ、ショットセレクトまで全てでパーフェクトなプレーを見せた張が党にポイントを許さず一気に10-6とリーチ。
最終となった第17ラックでも②セーフティから党のスクラッチミスを誘い、難なく残りを捌いた張が今年8月のアジアナインボール選手権に続きアジア2冠を達成し、準優勝の党金虎とともに、来年8月に中国・成都で開催される『第12回ワールドゲームズ』の出場権も獲得した。
大会ベスト4。左から党、張、そして3位タイのデルーナとアリ
写真提供:Qatar Billiard Sports Federation
大会情報(トーナメント表、スケジュールなど):CUESCORE
大会アーカイブ動画:Qatar Billiard Sports Federation