竹中寛、大井直幸の決勝トーナメント1回戦は日本時間16時から
QATAR WORLD CUP 10-BALL 2024@カタール・ドーハ
優勝候補筆頭のジョシュア・フィラーはまさかの敗退
カタール・ドーハを舞台に開催中のWPA/ACBS公認のビッグイベント『QATAR WORLD CUP 10-BALL 2024』(カタールワールドカップ)。現地11日(火)に、ステージ2のダブルイリミネーションラウンドが終了し、決勝トーナメントを戦う64名が決定した。
この日は今大会に参戦している『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属プロ5名のうち、すでに勝者側からベスト64に進出している竹中寛と大井直幸の試合はなく、敗者側からの勝ち上がりを狙う土方隼斗と羅立文が敗者側2回戦(敗者側最終戦)を戦った。
勝てばベスト64進出となる敗者側2回戦、まずは16時から羅がアルビン・オーシャンと対戦。この試合は序盤から競り合う展開となったが、3-4から追いつくチャンスで羅が③をシュートミス。5-3としたオーシャンがここから流れを掴み、羅の反撃を1点に抑え9-4。羅のベスト64進出はならず、65位タイフィニッシュとなった。
18時30分からマリオ・ヒーと対戦した土方は、5-8と先にリーチをかけられたところから追撃し8-8のヒルヒルに持ち込んだが、最終ラックのブレイクが決まったヒーのマスワリフィニッシュで惜敗。羅と同じ65位タイで大会を終えることとなった。
土方隼斗(JPBAランキング1位/FR:798) 65位タイ
羅立文(JPBAランキング2位/FR:800) 65位タイ
栗林達(JPBAランキング4位/FR:768) 97位タイ
竹中寛(JPBAランキング5位/FR:740)
大井直幸(JPBAランキング27位/FR:819)
(※ランキングは11月末時点)
なお、今回のダブルイリミネーションラウンドでは、WPAランキング1位、FR世界1位で優勝候補筆頭のジョシュア・フィラーが、2回戦でモハンマド・アリ・ベルジャウイ(レバノン/FR:728)、敗者側2回戦でドミニク・ヤストションプ(ポーランド/FR:751)に連敗を喫してフィールドから去る波乱も起きている。
大会はいよいよ決勝トーナメントに突入。12日には1回戦32試合(ベスト64戦)と2回戦(ベスト32戦)が行われる予定で、竹中寛はマックス・レヒナー、大井直幸はアブドゥラー・ファラーフ・アルフィリ(イラク/FR:不明)と、16時からの1回戦で対戦する。
この大会は今年初開催で、主催はACBS傘下の『Qatar Billiard Sports Federation』(QBSF)、賞金総額45万ドル(約6800万円)、優勝賞金10万ドル(約1500万円)と、WPA公認イベント史上最高額となっており、20位のジェルソン・マルティネスを除くWPAランキング30位までのプレイヤーが全て出場している。
写真提供:Qatar Billiards & Snooker Federation
大会情報①:Qatar Billiard Sports Federation
大会情報②:CUESCORE
大会ライブ配信:Qatar Billiard Sports Federation