竹中寛、大井直幸が勝者側からのベスト64入りを狙う
QATAR WORLD CUP 10-BALL 2024@カタール・ドーハ
現在カタール・ドーハを舞台に開催されているWPA/ACBS公認のビッグイベント『QATAR WORLD CUP 10-BALL 2024』(カタールワールドカップ)。現地9日(月)に本戦であるステージ2の1回戦64試合が行われ、『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属の以下の5名のプロが初戦を戦った。
土方隼斗(JPBAランキング1位/FR:798)
羅立文(JPBAランキング2位/FR:800)
栗林達(JPBAランキング4位/FR:768)
竹中寛(5位/FR:740)
大井直幸(JPBAランキング17位/FR:819)
(※ランキングは10月末時点)
ステージ2ではまず、9ラック先取、交互ブレイク、ダブルイリミネーションの予選ラウンドが行われ、ここで1回戦と2回戦に連勝すれば勝者側から予選通過、1回戦で敗れると敗者側で2連勝が必要となり、2回戦に負けた場合は敗者側最終戦(敗者側2回戦)に回り勝利すれば通過となる。こうして予選ラウンドを突破した64名がシングルイリミネーション、11ラック先取(決勝戦は13ラック先取)の決勝トーナメントを戦うこととなる。
9日の1回戦、16時からの最初の回転に羅が登場し、ルスラン・チナホフ(AIN/FR:802)と対戦し6-9で敗戦。その後21時からは竹中寛がシモン・クラル、土方隼斗がハンター・ロンバード(アメリカ/FR:734)と対戦し、竹中はヒルヒル戦を制して2回戦に進んだが、土方はロンバードに4-9で敗れ、敗者側に回っている。
さらにこの日の最終回転では大井直幸がムハンマド・デイダッド(南アフリカ/FR:673)を9-2で下したが、栗林はアヌラーグ・ギリ(インド/FR:不明)との接戦を落として、羅、土方同様、敗者側から勝ち上がりを目指すこととなった。
ステージ2の2日目は、勝てばベスト64進出となる2回戦32試合と、負ければ大会終了となる敗者側1回戦32試合が行われ、1回戦に勝利した竹中と大井は日本時間10日18時30分から、それぞれアーネル・バウティスタ(フィリピン/FR:※741)、アブドゥルアジズ・アルアムーディ(サウジアラビア/FR:※637)との2回戦に臨む。
(※は信頼性不足)
また1回戦で敗れた3名の敗者側1回戦は21時からと23時30分からの2回転で行われ、21時からの回転で羅が許睿安と、23時30分からは、土方がマフムード・シャリフ(UAE/FR:※701)、栗林がモハンマド・アブドゥルカリム・アジザ(シリア/FR:不明)と対戦する。なお、3名が勝利した場合、11日に行われる敗者側最終戦は以下の組み合わせとなっている。
土方隼斗ーマリオ・ヒーvsアミール・アリ(イラク/FR:不明)の敗者
羅立文ーアルビン・オーシャンvsコンスタンティン・シュテパノフ(AIN/FR:791)の敗者
栗林達ーホセ・デルガドvsシナ・バリザデ(イラン/FR:755)の敗者
この大会は今年初開催で、主催はACBS傘下の『Qatar Billiard Sports Federation』(QBSF)、賞金総額45万ドル(約6800万円)、優勝賞金10万ドル(約1500万円)と、WPA公認イベント史上最高額となっており、20位のジェルソン・マルティネスを除くWPAランキング30位までのプレイヤーが全て出場している。
大会情報①:Qatar Billiard Sports Federation
大会情報②:CUESCORE
大会ライブ配信:Qatar Billiard Sports Federation