ヨーロッパvsアジア、初開催のチームマッチがいよいよ開幕
REYES CUP@フィリピン・マニラ
フィリピンのヨハン・チュアが台湾の柯秉逸とのファイナルを制し、wnt.メジャー初制覇を達成して幕を閉じた『ハノイオープン』から2日後の15日(火)、舞台をフィリピン・マニラに移し、初開催となるヨーロッパvsアジアのチームマッチ『REYES CUP』(レイズカップ)が開幕する。
ハノイオープンを制したヨハン・チュアはレイズカップでもチームアジアのメンバーとなっている
このイベントは、1994年にスタートし現在も続くアメリカvsヨーロッパで戦われる『MOSCONI CUP』と同様のフォーマットで戦われる、wnt.プロの中から選抜されたアジア5名とヨーロッパ5名によるチーム対抗戦だ(出場選手は以下)。
●チームアジア
ノンプレイングキャプテン:エフレン・レイズ(フィリピン)
1:アロイシウス・ヤップ(シンガポール/FR:828)
2:ヨハン・チュア(フィリピン/FR:828)
3:柯秉逸(台湾/FR:840)
4:カルロ・ビアド(フィリピン/FR:831)
5:ズン・クォック・ホアン(ベトナム/FR:811)
※FR平均:827.6
●チームヨーロッパ
ノンプレイングキャプテン:カール・ボーイズ(イギリス)
1:エクレント・カチ(アルバニア/FR:833)
2:ミッキー・クラウス(デンマーク/FR:787)
3:ジェイソン・ショウ(イギリス/FR:830)
4:フランシスコ・サンチェスルイス(スペイン/FR:841)
5:デビッド・アルケイド(スペイン/FR:813)
※FR平均:820.8
試合は全てがナインボール、5ラック先取で、4日間に渡り5対5のチームマッチ3試合、シングルス12試合、ダブルス6試合の計21試合が行われ、先に11勝を挙げたチームがその時点で優勝となる(スケジュールは以下)。
アジア最高のプールプレイヤーであり、全世界から今もなお愛され続けるレジェンドの名を冠した、Matchroom/wnt.の一大イベント、そのスタートは日本時間15日20時30分の予定となっている。
ちなみに今回、wnt.とWPA/ACBS間の問題により、大会直前に出場を辞退したドイツのジョシュア・フィラー(FR:851)については、その後ハノイオープン開催期間中に、『Matchrool Multi Sports』のCEOでwnt.の責任者であるエミリー・フレイザー氏が、詳しい内容には触れないとしながら、フィラーの出場辞退はwnt.の主導だったことを語っている。
左からヨハン・チュア、エフレン・レイズ、長らくレイズのスポンサーも務めるプヤットスポーツのアリステオ・プヤット代表、エミリー・フレイザー氏、カール・ボーイズ、ジェイソン・ショウ
写真提供:Matchroom Pool