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ベトナムシリーズ最終戦、wnt.メジャーイベントは8日開幕

2024.10.07

The Mansion Sport Hanoi Open Pool Championship@ベトナム・ハノイ

今、最もビリヤードが熱い国を舞台に9月25日〜10月13日までの約3週間に渡って開催されているベトナムシリーズ。WPA/ACBS公認の『HO CHI MINH CITY OPEN』(ホーチミンオープン)、UMB公認の『第76回スリークッション世界選手権』、wnt.(ワールドナインボールツアー)ランキングイベントである『PERI 9-BALL OPEN 2024』(ペリオープン)が終了し、いよいよ8日(火)からは、その最終戦『The Mansion Sport Hanoi Open Pool Championship』(ハノイオープン)が開幕する。

この大会はアジアで唯一開催されるwnt.メジャーイベントで優勝賞金は30,000ドル。ただし現段階でWPA/ACBSはこの大会を公認しておらず、団体間の問題も解決していない状況にあるため、ここに出場したプレイヤー、また所属協会などが大会終了後にペナルティを受ける可能性は残されている。

そのためか、wnt.トップ20ランカーの中では7位のジョシュア・フィラー(ドイツ/FR:851)、ともにオーストリアの16位のマリオ・ヒー(FR:809)と17位のアルビン・オーシャン(FR:824)の3名が不出場となっている。しかしその他のワールドトップスターは揃い、さらに今回はアジアのプール強国フィリピンからは31名、台湾からも33名が出場するなど、そのレベルはメジャーイベントにふさわしいものとなっている。

また、地元ベトナムからはエースであるドン・クォック・ホアン(FR:811)を筆頭に88名、シンガポール16名、インドネシア8名、中国6名、香港3名など、ACBSの主要な加盟国から大挙プレイヤーがエントリーしており、さらにアジア各国がACBSの強引な手法に異を唱え、問題の解決を求めていくために連携する動きもある。こうしたことからも今大会中から終了後に何らか大きな動きがある可能性もあるだろう。

日本からは今回『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属の高橋邦彦(FR:742)とベトナムシリーズ3戦連続の出場となる田中裕也アマ(FR:696)の2名がエントリーしているが、JPBA所属でwnt.プロでもある大井直幸(FR:819)、吉岡正登(FR:758)は参戦を見送っている。

2024年のwnt.イベント26戦目にして、おそらく最後のメジャーイベントとなる今大会、まずは8日、256名のトッププレイヤーによる戦いは、9ラック先取のダブルイリミネーションラウンドからスタートする。

写真提供:Matchroom Pool
大会情報:wnt. Live scores(要無料アカウント登録)

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