大井直幸が17位タイ、土方隼斗、ジュリアン・セラディラは33位タイ
PERI 9-BALL OPEN 2024@ベトナム・ダナン
大井直幸
今、最もビリヤードが熱い国ベトナムを舞台に開催中のwnt.(ワールドナインボールツアー)ランキングイベント『PERI 9-BALL OPEN 2024』(ペリオープン)。2日(水)に決勝トーナメント進出をかけたダブルイリミネーションラウンドが終了し、いよいよ64名による決勝トーナメントがスタートした。
ファンの熱気があふれる会場内。試合をしているのはベトナムのエース、ドン・クォック・ホアン
日本から出場した『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属の9名と、アマチュア2名の計11名のうち、ベスト64に進出したのは、勝者側から3連勝で勝ち上がった大井直幸(JPBA/FR:819)と、敗者側から通過を果たした土方隼斗(JPBA/FR:797)とジュリアン・セラディラ(JPBA/FR:762)。
セラディラは33位タイフィニッシュ
この日は12時から1回戦が行われ、土方と大井はいずれもwnt.トップランカーであるオーストリアのマリオ・ヒー(FR:809)、スペインのデビッド・アルケイド(FR:812)と、セラディラは、2014年に全日本選手権タイトルを獲得しているフィリピンのレイモンド・ファロン(FR:769)と対戦し、セラディラはファロンに3-9とされて33位タイフィニッシュ。残る2人の戦いはともに大激戦となった。
土方はヒーと激闘を演じたが惜しくも敗れ33位タイ
まず土方は序盤3-1とリードを取ったもののここから逆転を許し、第11ラックにはエースが飛び出すなど流れをしっかりと掴んだヒーが8-4までリードを広げる。しかし、第13ラック、ヒーの③ミスから土方が反撃を開始し、試合は遂にヒルヒルに突入。追いついた土方がブレイクから②セーフティに行くがこれが痛恨のオープンとなって、残りを落ち着いた球捌きで取り切ったヒーが9-8で逃げ切り。土方は33位タイでフィールドを去ることとなった。
大井直幸vsデビッド・アルケイド(YouTubeチャンネル『土方隼斗のビリヤードTV』より)
大井のアルケイドの戦いも同じく激闘となり、先に6-8とリーチをかけられた大井がアルケイドのミスをきっかけに8-8とする。最終となった第17ラックは、大井のジャンプショットの残りの②が隠れ、アルケイドがキックで当てたもののこれがオープンとなって、ここからテーブルをクリアした大井が見事な逆転勝ちで2回戦(ベスト32戦)に駒を進めた。
大井直幸vsデビッド・アルケイド(YouTubeチャンネル『ゆうやん撞球道場(仮設)』より)
16時スタートの2回戦、大井の相手は2014年の全日本選手権決勝で対戦し、その時に敗れているファロン。10年ぶりとなるビッグゲームでの2人の対戦は、序盤から中盤にかけて競り合い、第10ラックを終えて大井が6-4とリード。しかしここからファロンが一気に4連取で逆転リーチ。最終となった第15ラックも②-⑧キャノンからマスワリで締めたファロンが9-6で勝利しベスト16へ。大井は17位タイでのフィニッシュとなった。
大会情報:DIGITAL POOL
大会ライブ配信:
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