村松さくら、平口結貴がベスト16進出にあと1勝
2024 Massé WPA Women’s World 9-Ball Championship@ニュージーランド・ハミルトン
村松さくらは難敵、クリスティーナ・ズラテバを下して勝者側最終戦に進出
ニュージランド・ハミルトンを舞台に9月2日(月)にスタートした『2024 Yalin WPA Men’s World 8-Ball Championship』(男子エイトボール世界選手権)に続き、3日(火)に『2024 Massé WPA Women’s World 9-Ball Championship』(女子ナインボール世界選手権)が開幕した。
この大会には48名が出場しているが、世界の女子プールシーンには組織間のトラブルはなく、ビッグイベントの数も少ないこともあり、前回大会優勝の周婕妤(台湾/FR:777)を筆頭に、中国の2トップである陳思明(FR:791)と韓雨(FR:779)、レジェンドプレイヤーでもあるイギリスのアリソン・フィッシャー(FR:744)とケリー・フィッシャー(FR:761)、フィリピンからはチェスカ・センテノ(FR:771)、ルビレン・アミット(FR:753)と、最高峰の世界選手権にふさわしいワールドトップスターが勢揃いしている。
そして日本からこの戦いに臨んでいる『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属の河原千尋(FR:749)、平口結貴(FR:718)、小西さみあ(FR:677)、村松さくら(FR:671)の4名が、大会初日の3日にダブルイリミネーションの予選ラウンドに臨んだ。
ちなみに今大会の基本フォーマットは、勝者ブレイク、2セット先取(1セット4ラック先取で)、男子ではスタンダードなナインオンフットとなっているが、以下の通りのオプションが付いた、これまでの世界選手権にはなかったものとなっている。
●1-1となった後の最終セットで3-3になった場合はシュートアウト
●ブレイク〜ラックごとは勝者ブレイク、セットでは交互ブレイク
●ナインオンフット〜ブレイクボックス不使用、3ポイントルール不採用
シードの平口を除く3名は日本時間9時からの1回戦に登場し、河原、村松が勝利したが、小西が1-1からのシュートアウトで敗れて敗者側に回る。
勝てば勝者側最終戦に進出となる2回戦(勝者側1回戦)では、河原がインドネシアのシルビアナ・ルー(FR:724)、平口がアルゼンチンのソレダッド・アヤラ(FR:658)、村松がクリスティーナ・ズラテバ(FR:695)と対戦。平口と村松がそれぞれ2-1、2-0で勝利したが、ここで河原が1-2で敗れて敗者側に回ることとなった。
河原は敗者側からベスト16進出を目指す
女子ナインボール世界選手権の初日はここで終了。小西と河原が臨む敗者側1回戦は日本時間4日(水)9時スタートの予定で、小西は平口に敗れたアヤラと、河原はニュージランドのアレクサンドリア・エンドレス(FR:498)と対戦。平口と村松の3回戦(勝者側最終戦)は、14時からで、平口はセンテノ、村松は台湾の王婉菱(FR:737)と勝者側からのベスト16進出をかけて戦うこととなっている。
一方、大会2日目の戦いが終了した『2024 Yalin WPA Men’s World 8-Ball Championship』(男子エイトボール世界選手権)では、勝者側からのベスト16進出者8名が決定。
敗者側に回っていた土方隼斗(FR:798)、大井直幸(FR:818)、吉岡正登(FR:757)のJPBA勢は、土方が吉岡との対戦となった敗者側2回戦に敗れた後、敗者側3回戦で大井、吉岡ともに試合を落とし、出場5名全員がフィールドから去ることとなった。
写真提供・大会情報:PREDATOR PRO BILLIARD SERIES
大会ライブ配信:Pro Billiard TV