アジア選手権の次は3つの「世界選手権」が開催
男子8ボール、女子9ボール、ジュニア10ボール@ニュージーランド
29日に終了した台湾・台北でのACBS公認の『2024 Formosa Cup ACBS Asian Pool Championship』(アジア選手権)に続き、9月2日〜8日(月〜日)の1週間の日程で、ニュージランド・ハミルトンを舞台にWPA公認、PREDATOR PRO BILLIARD SERIESが運営の中心となる3つの世界選手権が開催される。
まず2日(月)にスタートするのが『 2024 Yalin WPA Men’s World 8-Ball Championship』(男子エイトボール世界選手権)。この大会にはWPAランキング、WPA傘下の6つの大陸連盟、ワイルドカード(WPA/PREDATOR)の出場枠があり、世界各国からトッププレイヤー64名が出場する。
しかし既報の通り、WPA/ACBSイベントへのボイコットを表明しているナインボール世界王者のフェダー・ゴースト(アメリカ/FR:844)、前回覇者のシェーン・バンボーニング(アメリカ/FR:840)を始めとしたwnt.(ワールドナインボールツアー)トップ10プレイヤーのうち、出場しているのは6位のジョシュア・フィラー(ドイツ/FR:850)のみとなっている。
日本からは『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属の土方隼斗(FR:798)、大井直幸(FR:818)、吉岡正登(FR:757)、ジュリアン・セラディラ(FR:768)、鈴木謙吾(FR:688)の5名が出場する。
3日(火)には『2024 Massé WPA Women’s World 9-Ball Championship』(女子ナインボール世界選手権)が開幕。この大会には男子エイトボール世界選手権同様の枠から48名が出場。世界の女子プールシーンには組織間のトラブルはなく、ビッグイベントの数も少ないこともあり、最高峰の世界選手権にふさわしい出場メンバーとなっている。
日本からはJPBA所属の河原千尋(FR:749)、平口結貴(FR:718)、小西さみあ(FR:677)、村松さくら(FR:671)の4名が出場する。
そして、5日(水)にスタートするジュニアによるテンボール世界選手権は、『2024 Predator WPA Girls Under 19 World 10-Ball Championship』(女子U19テンボール世界選手権)、『2024 Predator WPA Juniors Under 17 World 10-Ball Championship』(U17テンボール世界選手権)、『2024 Predator WPA Juniors Under 19 World 10-Ball Championship』(U19テンボール世界選手権)の3カテゴリーに分かれ、それぞれ24名が出場。
こちらのプレイヤーリストはまだ発表されていないが、日本からは女子U19に、4月13日(土)に『公益社団法人 日本ビリヤード協会』(NBA)主催で行われた『第24回全日本ジュニアナインボール選手権大会ガールズの部』(女子選手海外派遣・予備選考会)で1位と2位となった森川日和と合田琉花の2選手、21日(日)に開催された『第24回全日本ジュニアナインボール選手権』で優勝の織田賢人(FR:700)がU17、準優勝の金澤蒼生がU19(FR:713)に出場する。
昨年大会の日本勢最高成績は、エイトボール、女子ナインボール、女子U19、U17でそれぞれ土方隼斗、河原千尋、谷みいな、金澤蒼生が残した5位タイ。今年5大会に12名で挑む日本勢のさらなる健闘に期待したい。