WPA/ACBSがペナルティを一部解除
9月25日〜29日開催の『ホーチミンオープン』が対象
8月21日(水)、世界のプールを統括するWPAが20日に発信した1つの書簡『2024年ホーチミンオープントーナメントについて』が、世界のビリヤード情報をカバーするファンサイト『77.billiards』のfacebookにアップされた。
この文書は、WPAがホーチミン市ビリヤード&スヌーカー連盟会長に宛てたもので、その概要は以下の通りとなっている。
1.WPAは、ホーチミン市の文化・スポーツ局とホーチミン市ビリヤード&スヌーカー連盟が共同主催者となり、WPAと協力して2024年ホーチミンオープントーナメントを開催することになったことを確認した。
2.WPAは、2024年ホーチミンオープンがACBS(アジアビリヤード&スヌーカースポーツ連盟)の出場停止通知の対象にはならないことを確認した。
3.ACBSは、このトーナメントの招待状を全ての加盟国に配布し、各国メンバーからの、選手のノミネートを受け付け始めたことを通知している。
4.ACBSは、このトーナメントが公認イベントであるため、参加する選手に対して出場停止や参加を阻止することはないと確認している。
この内容によれば、現在ACBSから出場停止処分を受けているアジアのプレイヤーがこの大会には出場することができることになり、一部のペナルティを解除したことにはなるが、あくまでWPA/ACBS側のトーナメントについての確認であり、その後に行われるwnt.メジャーイベント『HANOI OPEN』についてや、非公認イベント出場に対するペナルティについては触れられていない。
おそらくこの書簡は、このままではワールドトップスターのボイコットにより大会のステータスが落ちることを懸念するホーチミン市と協会に対して、WPA/ACBS側が対応を回答したものだろうが、ACBSによる非公認大会出場に対するペナルティに起因するボイコットについて、問題解決への対応が迫られている状況に依然変わりはない。