カルロ・ビアドがwnt.ランキングイベント今年2勝目、大井直幸は9位タイ
RAXX MVP OPEN@アメリカ・ニューヨーク州
8月15日〜18日(木〜日)の日程で、ニューヨーク州を舞台に開催されていたwnt.(ワールドナインボールツアー)のランキングイベント『RAXX MVP OPEN』(ラックスMVPオープン)が終了。日本時間19日午前7時からスタートした決勝戦で、フィリピンのカルロ・ビアド(FR:831)が、ギリシャのアレックス・カザキス(FR:818)を13-4で下して今シーズンのwnt.ランキングイベント2勝目を挙げた。
ダブルイリミネーションのステージ1を勝者側から通過しベスト16に進出したビアドは、シングルイリミネーション、11ラック先取となったステージ2初戦でアメリカのルーカス・フラカッソ・バーナー(FR:747)を11-9、準々決勝で今年のメジャー初戦『UKオープン』チャンピオンのロビー・カピト(香港/FR:797)を11-6で下してベスト4に進出。
準決勝ではステージ1の勝者側最終戦で一度対戦している同郷フィリピン期待の若手、バーニー・レガラリオ(FR:786)に11-7で再び勝利して決勝戦に進出。13ラック先取となったカザキスとの決勝でも、3-3で迎えた第7ラックから、カザキスに全く付け入る隙を見せず9連取で12-3と一気にリーチ。次ラックこそカザキスに取られたものの、最終となった第17ラック、カザキスが攻めた③サイドバンクを外すと、そこからきっちりと取り切って勝利し、優勝賞金9000ドルを手にした。
ラックスMVPオープン準決勝〜決勝動画。YouTubeチャンネル『Mhet Vergara Pro Am Tour』より
なお、今大会で決勝トーナメントに進出していた大井直幸(FR:818)はステージ2初戦で、wnt.ランキング7位で現在ファーゴレート世界1位のジョシュア・フィラー(FR:852)に6-11で敗れ9位タイでフィニッシュしている。
wnt.の次のイベントは、この後すぐに舞台をニュージャージー州アトランティックに移し、19日〜24日(月〜土)の6日間に渡って開催される最高グレードのブルーリボン『US OPEN CHAMPIONSHIP』(USオープン)。この大会にももちろん大井、吉岡正登(FR:749)が出場し、1回戦シードの大井は日本時間20日午前5時から、コリー・デュエル(アメリカ/FR:775)vs ダニエル・シャーロウ(アメリカ/FR:641)の勝者と対戦。吉岡は20日午前0時30分からアメリカのマーク・ミュア(FR:515※信頼性不足)との1回戦に臨む。
写真提供:Matchroom Pool
ラックスMVPオープン大会情報:DIGITAL POOL
ラックスMVPオープンアーカイブ動画:facebook『UpState AL (Allan Leon)』
ラックスMVPオープンアーカイブ動画:YouTube『Mhet Vergara Pro Am Tour』
USオープン大会情報:wnt. Live scores(要無料アカウント登録)