BIG DOG 9 BALL CHAMPIONSHIP＠アメリカ・アイオワ州

6月の『Mezz Bucharest Open』に続くwnt.（ワールドナインボールツアー）のランキングイベントとして、7月12日〜14日（金〜日）の日程でアメリカ・アイオワ州を舞台に『BIG DOG 9 BALL CHAMPIONSHIP』が開催された。

このイベントにはアメリカを中心にした64名がエントリー。wnt.プロでは、スカイラー・ウッドワード（FR：810）、タイラー・スタイアー（FR：781）、オスカー・ドミンゲス（FR：785）らの地元勢の他、フィリピンレジェンドの1人であるフランシスコ・ブスタマンテ（FR：794）、同じくフィリピンのロベルト・ゴメス（FR：797）、アメリカのコリー・デュエル（FR：776）といったスタープレイヤーも出場するハイレベルなバトルとなった。

タイラー・スタイアー

大会のフォーマットは64名による、勝者側及びファイナルが9ラック先取、敗者側7ラック先取の完全ダブルイリミネーションで、3日間に渡るタフな戦いの末、勝者側から無敗で勝ち上がり、決勝で同じアメリカのセルジオ・リバス（FR：742）を下したスタイアーがwnt.ランキングイベント初優勝を果たし、優勝賞金8,200ドルを手にした。

ちなみに、このイベント期間中にはワンポケット部門も行われ、ここではブスタマンテがアメリカのベテランでワンポケットのスペシャリストでもあるスコット・フロスト（FR：761）を下して優勝。ナインボール部門でも、優勝したスタイアーに勝者側で敗れたものの5-6位に食い込む健在ぶりを見せた。

今大会は、12月に行われるアメリカvsヨーロッパの対抗戦『MOSCONI CUP』のアメリカ代表を決めるランキング対象試合となっており、スタイアーは今回の優勝でランキングを5位に上げている。

写真提供：Matchroom Pool