テクニカルアドバイザー・有田秀彰プロによる総評〜その②〜
2025.04.10
第23回ビリヤード検定B級課題のポイント

皆さん、こんにちは。ビリヤード検定テクニカルアドバイザーのJPBA有田秀彰です。第1回のC級課題に引き続き、今回はB級課題についての総評をお伝えします。
●B級課題総評
次にB級課題に関しては、「今回は難しかった」という声を聞きました。実際にグレードを獲得した人より不合格となってしまった人が多かったのは過去にも珍しい現象でした。その中で唯一B1グレードを獲得した方、おめでとうございます! ぜひ次回はA級課題に挑戦してみてください。

B級課題受検者の平均成功率
さて、前述ののC級課題を受検する人とは違って既にお店でもBクラスあるいは試合経験もある程度積んできている方を想定して作成しておりますが、今回不合格となった人の多くはギリギリB3グレードに足らなかった人がほとんどでした。

最も成功率の高かった課題3
課題1〜8の単純なシュート課題についても決して「簡単な配置」ではなく、試合やゲームであっても「いやらしいな」と思えてしまう配置が多くなっていたと思います。

最も成功率の低かった課題5(この課題は必ずメカニカルブリッジを使用)
結果としては残念だった方も多いと思いますが、逆にこれを糧にこのような単純なシュート課題をより多く練習して、実践に役立ててください。「これを練習しておいてよかった!」と思える場面に必ず遭遇すると思います。後半の手球のコースを意識しなければいけない課題に関しても、シュート力があるからこそ手球のコースも安定して覚えていけることにつながりますので、改めて復習する時間を作ってみてください(第23回B級課題はこちら)。次回はA級、S級課題に関しての総評をお伝えしたいと思います。