大井直幸出場のwnt.ランキングイベントは24日スタート
TAOM V10 OPEN 2025@フィンランド・ヘルシンキ

5月6日〜11日(火〜日)の6日間の日程で開催されるWPA公認のwnt.メジャーイベント『UK Open Pool Championship』(UKオープン)に向けて毎週連続で開催されているwnt.ランキングイベント。
これまで3日〜6日の『THE MCDERMOTT OPEN』(アメリカ・コネチカット州)、10日〜13日の『2024 DIAMOND OPEN Professional Players Championship』(アメリカ・ペンシルバニア州)、17日〜19日の『Beasley Open』(アメリカ・ノースカロライナ州)までが終了し、24日〜27日にかけては、いよいよ舞台をUKオープンが行われるヨーロッパに移り、フィンランド・ヘルシンキを舞台に『TAOM V10 Open』(タオムオープン)が開催される。

賞金総額40,000ドル、優勝賞金8,000ドルのブロンズイベントとなっている今大会のプレイヤーリストには71名の名前があり、地元フィンランドから最多の35名の他、wnt.ランキング3位のフランシスコ・サンチェスルイスを筆頭に、トップ20ランカーのうち、ジェイソン・ショウ(9位)、ダビッド・アルカイデ(11位)、ピジュス・ラブティス(13位)、ヴィクター・ジーリンスキー(14位)、ニールス・フェイエン(17位)、ヨナス・ソウト(19位)が出場している。

日本からは『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属でwnt.ランキング21位、昨年のこの大会でwnt.ランキングイベント初優勝を果たしている大井直幸と、3月末時点でJPBA男子ランキングを4位まで上げてきているジュリアン・セラディラの2名が出場。現地24日にスタートする大会は、まず9ラック先取のダブルイリミネーションラウンドが行われ、ここから32名が決勝トーナメントに進むフォーマットとなっている。
3月に行われたwnt.メジャーの『EUROPEAN OPEN POOL CHAMPIONSHIP』(ヨーロピアンオープン)の準優勝でwnt.ランキングを上げ、さらにチームアジアとチームヨーロッパが5対5で戦う『REYES CUP』の出場権をかけたランキングではアジア6位につけている大井は、ここからの3戦の結果で大きなチャンスを得られる可能性がある。
また、昨年から積極的に海外トーナメントに参戦し、10月の『PERI 9-BALL OPEN』(ベトナム)、12月の『THE 2ND ZEN & YUAN8 OPEN』(中国)と、2つのwnt.ランキングイベントに参戦しているセラディラは、今年のwnt.ランキングイベント初戦となる。

左からセラディラ、大井、UKオープンに出場する吉岡正登
大井、セラディラは、5連戦後のクライマックスであるUKオープンにも出場し、またJPBA所属でwnt.プロでもある吉岡正登もUKオープンに参戦する。JPBA勢の上位進出、タイトル獲得はあるのか、ここからの約3週間は見逃せない戦いが続く。
写真提供:Matchroom Pool
大会情報:wnt. Live Scores(要無料登録)