モリッツ・ノイハウゼンがMatchroomイベント初優勝
2025 IFX PREMIER LEAGUE POOL@ボスニア・ヘルツェゴヴィナ

21歳のモリッツ・ノイハウゼンが
並み居るワールドトップスターと渡り合いタイトルを獲得
世界各国からトップスター16名が集結し、3月20日(木)にボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都・サラエボを舞台に開幕した『2025 IFX PREMIER LEAGUE POOL』(プレミアリーグプール)。wnt.の母体であるMatchroom Sportが主催する今年初の招待イベントが27日に最終日を迎え、決勝戦でフランシスコ・サンチェスルイスを7-0で降したモリッツ・ノイハウゼンがマッチルームイベント初優勝を果たし、優勝賞金20,000ドルを獲得した。

6名による総当りリーグのステージ3からスタートしたこの日、まずはステージ2を2位で通過したロビー・カピトが、ノイハウゼン、ジェイソン・ショウ、ヨハン・チュアに勝利して、トップに立っていたチュアを逆転して20勝9敗でトップ通過。
チュアは2勝3敗と負け越したものの前日までの貯金がものを言い、カピトに得失点差で及ばなかったものの20勝9敗の2位で通過。3位だったフランシスコ・サンチェスルイスも最終日を3勝2敗でまとめて3位をキープした。

3位タイ・ロビー・カピト
決勝トーナメント進出最後の枠となる4位を巡る戦いはショウ、アロイシウス・ヤップ、ノイハウゼンの3名の間で激しく争われたが、ノイハウゼンがヤップとのヒルヒル対決を制し、さらに最終戦でショウを降し、ヤップと17勝12敗で並んだものの、得失点差で上回り、準決勝進出を果たした。

3位タイ・ヨハン・チュア
ステージ3トップ通過のカピトと4位のノイハウゼン、2位のチュアと3位のサンチェスルイス、アジアvsヨーロッパとなった7ラック先取の準決勝。まず第1試合でサンチェスルイスがチュアに7-2で快勝。続く第2試合では、カピトの5-3リードで迎えた第9ラック、カピトの⑥バンクミスを捉えたノイハウゼンが1点を返すと、そのまま3連取で逆転勝利し決勝に進出した。

準優勝・フランシスコ・サンチェスルイス
2度目のプレミアプールリーグ制覇を狙うサンチェスルイスと自身初のマッチルームイベント決勝に臨むノイハウゼンの戦いは、サンチェスルイスのファーストラックでのスクラッチ、第2ラックのゴールデンブレイク(ブレイクエース)で流れを掴んだノイハウゼンが、途中ミスもありながらサンチェスルイスに反撃を許さず一気に6-0としてリーチ。

昨年wnt.ランキングイベント初優勝を果たしているノイハウゼン、今年はさらなるブレイクが期待される
最終となった第7ラックもサンチェスルイスのシュートが外れ、②でチャンスを得たノイハウゼンがしっかりとテーブルをクリアして完封勝利。弱冠21歳のライジングスターが、並み居るワールドトップスターと堂々渡り合いタイトルをその手にした。
写真提供:Matchroom Pool
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