EUROPEAN OPEN POOL CHAMPIONSHIP@ボスニア・ヘルツェゴビナ

大井は敗者側からベスト64に進出

11日〜16日（火〜日）の日程でボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボを舞台に開催中の wnt.メジャーイベント『EUROPEAN OPEN POOL CHAMPIONSHIP』（ヨーロピアンオープン）は大会3日目を終え、決勝トーナメント進出の64名が出揃った。

この大会に日本から唯一参戦中のwnt.ランキング31位（3月12日時点）で『日本プロポケットビリヤード連盟』（JPBA）所属の大井直幸（FR：819）は、日本時間13日19時30分からの勝者側最終戦に登場し、ダニエル・マシオル（ポーランド/FR：813）と対戦し、この試合を5-9で落として勝者側からのベスト64進出はならず、敗者側最終戦に回る。

しかし14日（金）0時からの、負ければ大会終了となる敗者側最終戦でミカ・ファンベルケル（オランダ/FR：724）を9-1と圧倒して、昨年は越えられなかった関門を突破して決勝トーナメントに進出した。

この後の大会4日目は、まず10ラック先取となる決勝トーナメント1回戦（ベスト64戦）が行われるが、大井は日本時間18時から、昨年4月に開催された『Mexico Open』でwnt.ランキングイベント初優勝を果たした、現在ランキング23位のスペインのヨナス・ソウト（FR：794）と対戦する。

14時の段階で、2回戦（ベスト32戦）以降のスケジュールは発表されていないが、大井が1回戦に勝てば、2回戦ではエミル・ガンフロット（ノルウェー/FR：756）vs フォン・ナム・ファム（ベトナム/FR：759）の勝者と対戦し、さらにベスト16に進出した場合、順当に行けば柯秉中（台湾/FR：840）もしくはマックス・レヒナー（オーストリア/FR：816）とのマッチアップになる可能性が高い。

ミッキー・クラウスは敗者側最終戦で、wnt.初優勝を果たした時の決勝の相手だったフーベルト・ウォポトコ（ポーランド/FR：758）に敗れて大会終了

なお、ステージ1では、前回覇者でランキング13位のミッキー・クラウスが敗退する波乱はあったものの、その他のトップ20ランカーはベスト64に進出。また、2月に行われたWPAランキングイベント『Kamui LAS VEGAS WOMEN’S OPEN』でフィラーを降して優勝したデニス・グレイブが65位タイで大会終了となっている。

写真提供：Matchroom Pool
大会情報：wnt. Live Scores（要無料登録）
大会ライブ配信：wnt.tv（有料）