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復活の台湾プロツアー、第1戦優勝は柯秉中

2025.02.10

CTPBA職業撞球巡迴賽第一站@台湾・新北市

柯秉中が張榮麟とのヒルヒル戦を制して優勝

2月7日〜8日(金・土)の2日間に渡って、台湾・新北市の『林口九號颱風競技館』を会場に『2025 CTPBA職業撞球巡迴賽第一站』(CTPBAプロツアー第1戦)が開催された。この大会はWPA/ACBS傘下の『Chinese Taipei Billiards Federation』(TBF・中華民國撞球總會)が主催し、ここに加盟する『Chinese Taipei Pro Billiard Association』(CTPBA)のプロプレイヤー達が年間を通して戦うトーナメントの初戦で、台湾でのプロツアーは10年ぶりの復活となる。

会場となった『林口九號颱風競技館』

今回は、柯秉逸(FR:843)、柯秉中(FR:840)、張榮麟(FR:830)、呉坤霖(FR:812)の台湾トップ4が勢揃いした他、ベテランから若手、女子までのトップ勢が参戦し、さらにアジアからはアロイシウス・ヤップ(FR:832)を筆頭にした強豪も出場し、ハイレベルなナインボールバトルとなった。

大会初日の7日は、まず96名による9ラック先取のダブルイリミネーションラウンドが行われ、勝者側から16名の決勝トーナメント進出者が決定。翌8日の第1回転で敗者側からの決勝トーナメント進出者16名が決まり、その後10ラック先取の1回戦(ベスト32戦)から決勝戦(11ラック先取)までが行われた。

ヤップがフィリピンのジェフリー・プリエト(FR:※806)敗れる一方で、韓国女子のエース、ソ・ソア(FR:750)がキン・マーク・クイノ(フィリピン/FR:※705)を下しベスト16入りを果たす活躍を見せた1回戦からは、台湾勢13名とプリエト、ソア、香港のロビー・カピト(FR:802)の16名が勝ち上がった。
(※は信頼性不足)

ソ・ソアは高い実力を見せて9位タイに入賞

ここから2回戦に勝って準々決勝に進んだのは柯秉中、張榮麟、呉坤霖、許睿安(FR:798)、郭柏成(FR:792)、柯秉漢(FR:772)、劉運程(FR:771)とカピトで、カピトを圧倒した張榮麟、許睿安との接戦を制した柯秉漢、2回戦(ベスト16戦)の柯秉逸に続きベテランの郭柏成も撃破した劉運程、呉坤霖とのトップ対決を制した柯秉中がベスト4に進んだ。

大会ベスト4。左から3位タイ・劉運程、準優勝・張榮麟、優勝・柯秉中、3位タイ・柯秉漢

張榮麟vs柯秉漢、柯秉中vs劉運程の組み合わせとなった準決勝は、張榮麟と柯秉中が順当に勝利して、決勝戦はワールドトップスター対決となり、ヒルヒルの激闘となったこの試合を制した柯秉中が記念すべき第1戦で優勝を果たし、賞金100,000NT$(約46万円)を獲得した。

写真提供:李阿陸/Louis陸Photography
大会結果:DIGITALPOOL

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