フェダー・ゴーストが2種目を制し自身3度目の総合王者に
2025 Derby City Classic@アメリカ・インディアナ州
ゴーストが3種目中2種目を制して今大会を支配した
アメリカ・インディアナ州エリザベスを舞台に、17日(金)〜26日(日)までの11日間の日程で開催されていた、1月恒例のビッグイベント『2025 Derby City Classic』(DCC)の全日程が終了。大会最終日の26日にはナインボールバンク、ワンポケット、ナインボールの決勝戦が行われ、それぞれのチャンピオンと、3種目の総合成績で争われる今年の『Master of the Table』(MOT)が決まった。
ナインボールバンク、ワンポケット、ナインボールの順で行われた決勝戦、まずは、ゴースト(アメリカ/FR:844)とトニー・チョーハン(アメリカ/FR:778)が476名の頂点を極める3ラック先取の15回戦に臨んだ。ともに1敗同士で迎えたこの試合は、ゴーストがチョーハンを3-0の完封で破り1種目を制してMOTに一歩前進。
続けてゴーストは401名が出場したワンポケットの決勝となる15回戦にも登場。決勝の相手は14回戦でミッキー・クラウス(デンマーク/FR:789)を3-2で破って勝ち残ってきた、13回戦で一度ゴーストが下しているシェーン・バンボーニングシェーン・バンボーニング(FR:841)。3ラック先取のこのゲームは、リベンジを狙うバンボーニングを3-1で抑えたゴーストが勝利し、これで2種目を制したゴーストのMOTが確定した。
今年のDCC最後のゲームとなったのが、wnt.ランキングイベント(ゴールド)にもなっている501名出場のナインボール。9ラック先取のファイナルは、昨年のMOTであるジョシュア・フィラー(ドイツ/FR:852)と、2015年、2016年の2年連続でMOTを獲得しているアレックス・パグラヤン(フィリピン/FR:812)の対戦となり、この試合に9-7で勝利したフィラーが昨年に続いてナインボールを制して16,000ドルを獲得した。なお、今回フィラーは、新たなブレイク戦術を駆使し、13回戦でバンボーニングを相手に8連続マスワリを達成している。
この結果、2種目に優勝しナインボールでも3位に入ったゴーストが、2022年、2023年に続く、自身3度目となるMOTの座に就き、ナインボールバンクとワンポケットでそれぞれ16,000ドル、MOT獲得で20,000ドルの計52,000ドルの優勝賞金を獲得した。2位はナインボールバンク5位、ワンポケット2位、ナインボール4位と全ての種目で上位に入ったバンボーニング、3位は、ナインボールバンク16位、ワンポケット8位、ナインボール優勝で一矢を報いたフィラーとなった。
写真提供:Derby City Classic
大会オフィシャルサイト:Derby City Classic
大会情報:DIGITALPOOL(ナインボールバンク、ワンポケット、ナインボール)