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ビリヤードボールのシェア争いも活性化

2025.01.20

DYNA sphear(ダイナ スフィア)の世界戦略

『Palladium 572』はダイナ スフィアの最新プールボール

『GDM Sports』が手掛ける『DYNA sphear』(ダイナ スフィア)は、世界ナンバーワンのシェアを誇ってきたベルギーの老舗『saluc』(サルーク)の『Aramith』(アラミス)に対抗し得るボールとして2010年にプロジェクトがスタートし、同時に世界各国のトーナメントへの供給を開始。以降、改良を重ねつつ、徐々に世界的なシェアを広げてきたビリヤードボール。

現在はプールだけでなく、キャロム、スヌーカーから、ロシアンピラミッド、イングリッシュプール、バンパープールなどほぼ全てのビリヤード競技のボールを製作しているダイナ スフィアだが、日本では2020年に『日本アマチュアポケットビリヤード連盟』(JAPA)が、初めてダイナ スフィアを公認ボールとして採用し、2026年までの契約期間で『Platinum 572』(プラチナム)を使用中。

現在JAPAの公認ボールとなっているプラチナム

そして今年の1月9日(木)には、『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)も、これまでの『Aramith Tournament BLACK』から、最新モデルである『Palladium 572』(パラディウム)と3年契約(場合によっては4年)を結び、ジャパンプールのプロ・アマ公式戦はダイナ スフィアで統一されることとなった。

なお、その後18日(土)にJPBAから、パラディウムの使用は4月からを予定し、それまでの間はJAPAと同じプラチナムを使用することが発表されている。

日本だけではなく、ダイナ スフィアは2024年に世界戦略を積極的に推し進め、主にアジア圏内で行われるトーナメントで公認ボールとして採用されることが増え、11月には、今年8月に中国・成都で開催される『第12回ワールドゲームズ』の独占スポンサー&オフィシャルボールプロバイダーとなったことを発表。

8月にはダイナ スフィアの名を冠したビッグイベント『DynaSpheres WPA 8-Ball World Cup』が開催される

さらに12月には、『Chinese Taipei Billiards Federation』と共同で、WPA公認、賞金総額750,000ドルの『DynaSpheres WPA 8-Ball World Cup』を今年7月に台湾で開催すること発表するなど、ダイナ スフィアは今年、ワールドプールシーンに欠かせないボールとしての認知度をさらに高めようとしている。

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