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最多はwnt.で1勝を挙げた大井直幸の17試合出場

2025.01.14

ジャパンプール男子、2024年海外戦挑戦の記録

大井直幸は昨年、wnt.ランキングイベントで初優勝

ワールドプールシーンが一気に活性化した2024年、アメリカ、アジア、ヨーロッパを中心にして、世界の競技プールを統括するWPA(世界プール協会)と2023年に本格スタートし2年目を迎えた、ナインボールに特化した世界的なプロツアーであるwnt.(ワールドナインボールツアー)は競うように賞金イベントを開催。

2者の対立が生んだこの状況はプールのメジャースポーツ化を促進し、ワールドトップスター、さらにその位置を目指す世界中のプレイヤーには、収入やステータスを高める大きなチャンスが訪れていると言えるだろう。

そんな中で『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)に所属するプレイヤーを中心とした、アマ、ジュニアを含めたジャパンプールプレイヤーも数多く海外戦に挑戦。ここではまず、2024年にWPA、wnt.のランキングイベントに出場した男子プレイヤーのデータを紹介したい。

まず2024年にジャパンプールプレイヤーが出場したWPA、wnt.のランキングイベントは27試合。ここに挑んだのは、プロ、アマ合わせて総勢32名で、その中で最も多くの試合に参戦したのはwnt.プロでもある大井直幸。2019年から海外戦に軸足を置いてきた大井は17試合に出場し、2024年WPA公認の『PREDATOR WPA WORLD 10-BALL MEN’S CHAMPIONSHIP』(男子テンボール世界選手権)で準優勝、『TAOM MAXRACK NINEBALL HELSINKI OPEN 2024』でwnt.ランキングイベント初優勝を果たしている。

土方隼斗はチャイナオープンで海外戦初ファイナルを経験

続いて多かったのは、2023年、2024年のJPBA男子MVPの土方隼斗の10試合。土方はWPAランキングイベントのみの出場だったが、『PUDONG TANGCHENG 2024 WPA 9-Ball China Open Men』(チャイナオープン)で準優勝の成績を残している。

以下、大井と同じくwnt.プロでもある吉岡正登が9試合、ジュリアン・セラディラが8試合と続くが、その他JPBAのベテラン、若手も国内のJPBA公式戦を中心としながら積極的に海外に挑んでいるのが2024年の大きな特徴だった。

高橋邦彦はシーズン後半、wnt.ランキングイベントに3試合参戦

2025年シーズンの海外戦スケジュールはまだ未発表のものも多いが、ワールドプールシーンの活況は今年も続くと考えられる。世界中のトッププレイヤーが競い合い、トーナメントのレベルも上がり続けている中、経験値を高めながら世界での活躍を狙うジャパンプールプレイヤーの2025年シーズンは間もなくスタートする。

ジャパンプール女子、2024年海外戦挑戦の記録
ジャパンプールジュニア、2024年海外戦挑戦の記録

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