国内2大キューメーカーで実績を挙げる
世界で戦うジャパンプレイヤーのキュー事情1
国内外問わず、厳しいトーナメントの世界で戦うプレイヤーにとって、プレー用、ブレイク用、ジャンプ用の3種類のキューは一番の武器であり、信頼できる相棒だ。その中でも最も使用頻度が高く、プレイヤーがこだわっているのがプレーキュー。
そして、現在のワールドプールシーンにおいてトッププレイヤー達は、『PREDATOR』、『CUETEC』『UNIVERSAL』といった海外大手メーカーから国内の2大メーカーである『(株)アダムジャパン』と『(株)三木』、さらに新興メーカー、カスタムまで様々なメーカーのプレーキューを使って戦っている。
ここではまず、2024年に世界に挑戦したジャパンプレイヤーが使用する、「Made in Japan』として長らく愛され続ける国内2大メーカーとプレイヤーを簡単に紹介する。
1970年創業の老舗であり、フラッグシップモデルであるハイエンドモデルである『MUSASHI』は、その誕生から現在まで、世界でも活躍した川端聡、梶谷景美といった時代を築いたトッププロの他にも数多くのプレイヤーが使用している。
2024年には、自身のモデルを携えて、国内で実績のあるベテランの2人、浦岡隆志が5試合、杉原匡が4試合の他、今年プロ2年目を迎える期待の若手の1人である林武志が2試合を戦った。
浦岡隆志
杉原匡
林武志
海外にも数多くの契約プロを持ち、インターナショナルなキューメーカーとして認知されている(株)三木。『EXCEED』『MEZZ』の2大ブランドはもちろん、国内でも使用する契約プレイヤーが多い。
その中でも2024年は、現在ジャパンプレイヤーとして世界タイトル獲得に近い河原千尋が7戦、土方隼斗が10戦を戦って活躍。それだけでなく、男子ではこちらも日本期待の若手である神箸渓心が3試合、女子では平口結貴が8試合、2024年JPBA女子ランキング2位の小西さみあ、同3位の栗林美幸が4試合と国内トッププレイヤーがMade in Japanを武器に海外でもその力を発揮した。
神箸渓心
小西さみあ
栗林美幸