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アジアで大会数が増加、10万ドルイベントも誕生

2025.01.14

ジャパンプレイヤー出場の2024年WPA男子ランキングイベント

WPAイベントで2024年に最も稼いだのはポーランドのダニエル・マシオル(左)

2024年の国際トーナメント数は2023年に比較して大幅に増加し、その賞金額も男女問わず上昇。すでに2025年に予定されている新たなビッグイベントもあり、ワールドプールはさらに世界での認知度を高めていく傾向にある。これはある意味世界の統括組織とプロ団体との軋轢が生んだ副産物だが、まず2024年のWPAとその傘下にある大陸連盟は、以下の通り、ジャパンプレイヤーが出場した大会だけでも12試合を開催。

その優勝賞金額も、12月の『QATAR WORLD CUP 10-BALL 2024』がWPA公認イベント初の100,000ドルとなり、2つの世界選手権、『PREDATOR WPA WORLD 10-BALL MEN’S CHAMPIONSHIP』と『2024 Yalin WPA Men’s World 8-Ball Championship』も75,000ドルと大幅アップした。

その中で活躍したワールドトップスターは以下の通りで、FargoRate世界ナンバーワンプレイヤーであるドイツのジョシュア・フィラーとフィリピンのエースであるカルロ・ビアド、そして100,000ドルを手にしたポーランドのダニエル・マシオルが2勝ずつを挙げ、それぞれ、115,000ドル、110,000ドル、118,000ドルを獲得。その他、張榮麟も2勝を挙げてアジア勢が7勝、ヨーロッパ勢が5勝で、フェダー・ゴーストとシェーン・バンボーニングの2トップが8月以降WPAイベントをボイコットしているアメリカ勢の優勝はなかった。

ジャパンプレイヤーはWPAイベントでは優勝することはできなかったが、大井直幸が『PREDATOR WPA WORLD 10-BALL MEN’S CHAMPIONSHIP』、土方隼斗が『PUDONG TANGCHENG 2024 WPA 9-Ball China Open Men』で準優勝を果たし、タイトル獲得まで後一歩に迫る活躍を見せた。

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