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土方隼斗インタビュー〜2024年の戦いで見つけたもの〜

2024.12.31

vol.4_チャイナオープンで立ったスタート地点

チャイナオープンでは準決勝で日本人対決が実現

——チャイナオープンは大井直幸プロと準決勝を戦って2-6からの9連取で逆転勝ち、そして決勝ではジョシュア・フィラーと戦いました。
土方:大きな舞台の決勝戦で世界一の選手と戦うのは初めてでしたが、良いメンタルで臨めたんじゃないかなとは思っています。落ち着きもあり、集中もちゃんとできていました。プレーでのミスはありましたが、難しいテーブルコンディションの中ではかなり抑えられた方なんじゃないかなとは思っているので、あとは本当に勝負どころの1球2球をどう入れらるかがこれからの課題ですよね。

大井直幸vs土方隼斗(YouTubeチャンネル『Alison Chang』より

——確かにトップレベルの戦いでプレッシャーショットを入れて勝ち切ることは大変ですが、少なくともその状況を経験したことは大きいですよね。
土方:それはめちゃくちゃ大きいですね。それに他の海外選手も試合を見ているので「こいつはちょっと要注意だな」と頭に入れてくれているかも相当大きいと思います。チャイナオープンの後は、海外のいろんな選手から「チャイナ見てたよ、惜しかったね」みたいな感じで話しかけられました。

そして決勝ではジョシュア・フィラーと対戦

——そういう意味では海外トップクラスの仲間入りができたという実感は少しは湧いてますかね。
土方:まだまだです。上位に顔を出しただけで、全然トップレベルに入ったとは思っていません。大井プロはもう何年も戦い続けてそこに入っていますけど、今の僕はスタート地点にいる段階です。

——では今年の海外戦に自分自身で点数をつけるとしたら?
土方:チャイナオープンで決勝に行ったのは本当とても大きくて、それだけで言うと優勝できなかったのはもちろん残念ですけど、この大会だけなら95点くらいは自分にげてもいいと思っていますが、それまでの海外戦は、去年の高いイメージから臨んだ結果からして50点から60点くらいでしょうか。

——2024年のランキングも恐らく1位ですし、来年もWPA系の試合、誰でも出られるオープン戦ともにたくさんあるでしょうし、タイトル獲得を目指して積極的に海外に出ていくっていう感じですよね。
土方:はい、これからも変わらず、出られる試合には出て行きたいなと思ってます。

いよいよ今年も大晦日となりました。この1年も様々なことが起こる中で、ビリヤード界の今を紹介してきたBilliard Web CUE’S。もちろん来年も引き続き国内外のたくさんのトピックを皆様に紹介していきますので、ぜひ2025年もご期待下さい。

ビリヤードファンの皆様、そしてご協力いただきました関係各位の皆様方、今年も誠にありがとうございました! 良いお年を!!

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